この記事では、死ぬまでに読むべき海外文学本を探している人向けに、「死ぬまでに読むべき海外文学のおすすめ名作本」を紹介します。
海外文学の名作本を探している人はぜひ参考にしてください。
【名作】死ぬまでに読むべき海外文学おすすめ本ランキング14選
死ぬまでに読むべき海外文学のおすすめ本を14冊ご紹介します。
若きウェルテルの悩み
「若きウェルテルの悩み」は、世界の若者を魅了し続けている本。
人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性や苦悩など、多くの人々が通過する青春の危機について詳しく解説されています。
ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化しているので、世界の若者を魅了し続けた永遠の青春小説に触れたい人におすすめの本です。
老人と海
「老人と海」は、ハードボイルド文学の魅力がたっぷり楽しめる本。
獲物がかかるのを待つ老サンチャゴの姿や、三日にわたる壮絶な闘いなど、老人の力強い姿と哀愁ついて詳しく解説されています。
翻訳家の小川高義氏によって、いままでの活劇調の翻訳とは違う簡潔かつ詩情あふれる文が楽しめるので、新しい老人と海を堪能したい人におすすめの本です。
アルジャーノンに花束を
「アルジャーノンに花束を」は、知を求める青年チャーリーの苦悩と愛の物語の本。
超知能を手に入れた青年の愛と憎しみや、喜びと孤独など、人間の心の真実について詳しく解説されています。
読者の年齢や経験によって感じ方が変わるので、様々な年代の方や再度読み直してみたい人におすすめの本です。
オリエント急行の殺人
「オリエント急行の殺人」は、英国のミステリー作家アガサ・クリスティの代表作で幾度も映画化、ドラマ化されている有名な本。
真冬のヨーロッパや、豪華絢爛なオリエント急行の様子など、当時の雰囲気について詳しく解説されています。
名探偵エルキュール・ポワロが活躍するので、彼の鮮やかな推理による王道ミステリーを楽しみたい人におすすめの本です。
レ・ミゼラブル上
「レ・ミゼラブル上」は、日本で最も有名で最もあらすじが周知されているとされるロシア文学本。
当時の社会情勢や社会の不条理さ、理不尽な不平等さなど、現代にも通じる社会への懐疑が詳しく解説されています。
読者の正義感や価値観への訴えが強いので、自身の価値観について改めて向きあいたい人におすすめの本です。
はてしない物語上
「はてしない物語上」は、いじめられっ子の少年が、不思議な本の世界に入り込んで、数々の冒険を繰り広げるファンタジーな本。
空想の世界や、不思議な生き物など、様々な人や生き物に会うことで、愛とは何かについて詳しく解説されています。
何度読み返しても、新たな発見を見つけ出すことができるので、世代を問わず、自分の内側にある子ども心を満たしたい人におすすめの本です。
わたしを離さないで
「わたしを離さないで」は、介護人キャシー・Hが自身の過去を回想する本。
「提供者」と呼ばれる人々や、その人たちに隠された秘密など、人々の残酷な運命について詳しく解説されています。
重苦しく切なく、胸に刻まれるストーリーなので、人間の生命や幸福について深く考えたい人におすすめの本です。
車輪の下
「車輪の下」は、学校や仕事で苦境を経験し、苦悩しながらも必死に生きていこうとする少年の姿を、著者自身の体験も活かしながら描かれたヘッセの自伝本。
努力して神学校に入ったが、厳しい規則が合わず退学する過程や、その後見習工として働くも苦労する話など、困難に直面する少年の人生が詳しく解説されています。
学校や仕事で苦労しながらもがく少年の人生が描かれているので、大変なことがあっても必死で生活する学生や働く人、主婦・主夫、その他の立場の人におすすめの本です。
ガリヴァー旅行記
「ガリヴァー旅行記」は、大人国と小人国とのやりとりに心がワクワクする本。
旅行記は大人国と小人国との物語を読むと年代によっての感性がまた変わってきて読めるところなど、大人国と小人国の戦慄が詳しく解説されています。
冒険物語で巨人が出会う人々との冒険小説なので、ユーモアと辛辣な現実社会を描写した部分をも楽しみたい人におすすめの本です。
ドン・キホーテ
「ドン・キホーテ」は、自分は騎士だと信じ込み、周囲を巻き込みながら想像上の冒険をする、滑稽な一人の男の姿を描いた本。
騎士道小説を読み過ぎた結果、騎士として旅を始める男の姿や、その男に関わった人々が、彼の指示に従って演技する面白さなど、思い込みから生まれるユニークな展開について詳しく解説されています。
夢中になり過ぎてとんでもない行動をする男について書かれているので、人生について学びたい人や夢を追いかけたい人におすすめの本です。
異邦人
「異邦人」は、人間性の理性や不合理を追求したカミュの代表作の本。
なぜ人殺しをしたのか?、太陽が眩しかったからの意味、自分は幸福であると確信した訳など、人間の不条理について詳しく解説されています。
ノーベル文学賞受賞の作者の代表作品かつ最高傑作なので、カミュ文学の世界観を知りたい人におすすめの本です。
はつ恋
「はつ恋」は、ある少年を支配した「はつ恋」をあざやかに描き出されたロングセラーの本。
ロシア19世紀文学特有の不気味な美しさや、静かな深い憂愁さなど、少年の不思議な“はつ恋”について詳しく解説されています。
219万部の超ロングセラーなので、恋愛小説の古典に数えられる珠玉の名作に触れたい人におすすめの本です。
赤と黒
「赤と黒」は、若き野望を持った青年が出自や環境に屈せず逞しく出世していく本。
出自や経歴による差別や、社会の偏見など、今よりもさらに生きにくかった貴族主義社会について詳しく解説されています。
主人公の野望の描かれ方がときに強引で皮肉のように描かれていますが、現代社会において生きにくヒントもたくさん描かれていると思いますので、今置かれた現状をもどかしく感じており一念発起したい人におすすめの本です。
罪と罰
「罪と罰」は、正しいと思い込んだ行動によって予期せぬ結果を招いた、主人公の苦悩を描いた本。
高利貸しで人々を苦しめる悪い女性を殺め、それによって得た財産を有効利用しようとする主人公の姿や行動、善行の結果第2の殺人を犯してしまい、罪の意識に苛まれる主人公の姿など、人間の罪と罰について詳しく解説されています。
善行と思い込んだ結果、とんでもない結末を迎えるという、人生は思うようにいくものではないといった内容なので、人生経験が浅い20代の人や、逆に苦労を経験してきた30代以上の人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「死ぬまでに読むべき海外文学のおすすめ名作本」について解説しました。
今回ご紹介した本が、海外文学の勉強に役立てば幸いです。
では、また。