みなさん、そろそろVLOOKUP関数をコピペするのにも疲れてきたのではないでしょうか?
そんな方に朗報です。なんとARRAYFORMULA関数とVLOOKUP関数を組み合わせることで、VLOOKUPコピペ地獄から開放されます。
というわけで当記事では、
- ARRAYFORMULA関数とは何か
- VLOOKUP関数とは何か
- ARRAYFORMULAとVLOOKUPを組み合わせる方法
について解説します。
ARRAYFORMULA関数・VLOOKUP関数とは?
「そもそもARRAYFORMULA関数・VLOOKUP関数って何?」という方のために、2つの関数についてサラッと解説します。
ARRAYFORMULA関数
ARRAYFORMULA関数とは「セル範囲を配列として扱える関数」です。
ここでいう配列とは、プログラミングでいう「配列」、数学でいう「行列」、スプレッドシートでいう「セル範囲」をイメージしてもらえればOKです。
ARRAYFORMULA関数の構文
ARRAYFORMULA関数の動作例
ARRAYFORMULA関数についてさらに知りたい人は、こちらの記事をあわせてどうぞ。
VLOOKUP関数
VLOOKUP関数とは「垂直方向の検索関数」です。
同じような用途で使われる関数として「INDEX関数+MATCH関数」がありますが、VLOOKUP関数なら1つの関数だけで記述できます。
VLOOKUP関数の構文
VLOOKUP関数の動作例
ARRAYFORMULAとVLOOKUPの組み合わせ方
さて、いよいよARRAYFORMULA関数とVLOOKUP関数を組み合わせて使う方法です。
結論、以下の構文で記述すればOKです。
ARRAYFORMULA+VLOOKUPの構文
通常の使い方との違いは、大きく以下の2点です。
- VLOOKUP関数をARRAYFORMULA関数で囲う
- VLOOKUP関数の検査値を列の範囲
具体的な記述方法については、下記の動作例を参考にしてください。
ARRAYFORMULA+VLOOKUPの動作例
まとめ
今回は「ARRAYFORMULA関数とは何か」「VLOOKUP関数とは何か」「ARRAYFORMULAとVLOOKUPを組み合わせる方法」について解説しました。
ARRAYFORMULAとVLOOKUPを組み合わせれば1セルだけに関数を記述すればOKなので、VLOOKUPコピペ地獄から解放されます。いくら後から行が追加されても大丈夫です。素晴らしいですね。
ARRAYFORMULA関数はVLOOKUPの他にも「四則演算」「IF関数」などさまざまな関数と組み合わせられるので、色々試してみてください。
では、また。