「スプレッドシートのQUERY関数で複数条件指定するにはどうしたら良いんだろう?」と悩んではいませんか?
スプレッドシートのQUERY関数で複数条件指定するなら、「where句 + AND条件もしくはOR条件」を使いましょう。
複数条件指定は簡単なように見えて、意外と複雑です。
当記事では
- where句で複数条件を指定する方法
- AND句・OR句の使い方
について解説します。
QUERY関数where句の基本については下記の記事を参考にしてください。
where句で複数条件を指定する方法
複数の条件式で指定したい場合について解説します。
複数条件でwhere句を記述する際には、その複数の条件が「AND条件」なのか「OR条件」なのかを考えます。
AND条件とOR条件は、それぞれ以下のような意味を持ちます。
演算子 | 意味 |
---|---|
条件A and 条件B | 条件Aかつ条件Bを満たす |
条件A or 条件B | 条件Aまたは条件Bを満たす |
AND条件・OR条件の使い方
これだけだとイメージしづらいと思うので、AND条件、OR条件それぞれの使い方について具体例を交えて解説します。
下記のような、2つの条件があるとしましょう。
- 条件A・・・単価が150円未満である
- 条件B・・・商品の種別が野菜である
以下のような商品リストがあるとします。
上記の商品リストに対して、AND条件で複数条件指定した場合と、OR条件で複数条件指定した場合を解説します。
AND条件の使い方
まずAND条件で複数条件指定した場合を考えます
これをAND条件(単価が150円未満かつ商品種別が野菜)で複数条件指定すると、QUERY関数は以下のようになります。
=QUERY(A1:C9,"select * where B<150 and C='野菜'")
出力結果は以下のようになり、たしかに150円未満の野菜のみ出力されていることがわかります。
OR条件の使い方
次に、AND条件で複数条件指定した場合を考えます
OR条件(単価が150円未満、もしくは商品種別が野菜)で複数条件指定すると、QUERY関数は以下のようになります。
=query(A1:C9,"select * where B<150 or C='野菜'")
出力結果は以下のようになり、たしかに150円未満の商品と種別が野菜の商品が出力されていることがわかります。
まとめ
今回は「where句で複数条件を指定する方法」「AND句・OR句の使い方」について解説しました。
当記事では条件式が2つの場合を例にしましたが、条件式が3つでも4つでも、AND条件かOR条件条件で同じように接続すれば、いくらでも条件を指定することができます。
複数条件式を使いこなせれば、より細かな条件でデータを抽出できるようになりますので、ぜひ活用してください。
では、また。