脳科学からさらに専門的なことを学ぶ際に、脳神経科学は最適な分野です。脳神経科学は脳科学の一分野ですが、脳の働きをより詳しく理解しようと思うと、脳神経科学は避けては通れません。
この記事では、脳についてより深く知りたい人向けに、「脳神経科学のおすすめ本」を紹介します。
脳神経科学の本を探している人はぜひ参考にしてください。
脳神経科学のおすすめ本ランキング13選!
脳神経科学のおすすめ本を13冊ご紹介します。
脳神経科学がわかる、好きになる
「脳神経科学がわかる、好きになる」は、脳神経学を初めて学ぼうとする人が読んでいる本。
脳の全体像や、脳の各部の名称など、脳についての基本的な単語や言い回しについて詳しく解説されています。
脳神経学の基本的なことを説明しているので、脳神経学を初めて学ぼうとしている人におすすめの本です。
つむじまがりの神経科学講義
「つむじまがりの神経科学講義」は、脳や神経のしくみを細胞・分子レベルで解明する学問。神経科学を通じて、人間の学習、行動、意思決定、感情、認知、記憶などを、科学的根拠に基づいて解説している本。
記憶ができるとき脳の中では何が起こっているのかという研究の最前線の事が書かれているので、脳神経科学について詳しく解説されています。
教科書的に神経科学の一部を説明し、その後2章で著者の研究を紹介し、3章で記憶に関連する異常・疾患ついて記載されているので、脳神経化科学の研究者の人におすすめの本です。
もっとよくわかる!脳神経科学実験医学別冊もっとよくわかる!シリーズ
「もっとよくわかる!脳神経科学実験医学別冊もっとよくわかる!シリーズ」は、脳の全体を知ることのできる本。
脳の基礎編(システムとしての脳の働き)、感覚機能編、運動機能編、脳と行動編、高次脳機能編、脳の疾患編について詳しく解説されています。
脳の働きはもちろん、研究されるに至った歴史などにも触れられているので、医学に興味のある人や、医療分野で働き始める人におすすめの本です。
40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた
「40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた」は、さまざまな科学者の目線で脳の機能について書かれている本。
発達と可塑性、脳のスペック、知覚と運動、脳の社会性、思考と判断について詳しく解説されています。
医療分野で働く人にはもちろん、脳の発達についても、詳しく解説されているので、発達障害のある方とかかわる仕事をされている人におすすめの本です。
運動学習の脳・神経科学 その基礎から臨床まで
「運動学習の脳・神経科学 その基礎から臨床まで」は、医療分野初心者向けの本。
運動に関する脳の働き、神経科学について詳しく解説されています。
とっても分かりやすく、噛み砕いて書かれてあるので、医療分野で初めて働く人におすすめの本です。
ベアーコノーズパラディーソ 神経科学 脳の探求
「ベアーコノーズパラディーソ 神経科学 脳の探求」は、世界的に好評を博する神経科学テキストの本。
26人の世界トップクラスの科学者のコラムや、最新の分子レベルの知識から高次脳機能など、神経科学の大枠や筋道について詳しく解説されています。
世界的に著名な神経科学のテキストなので、医学生、研修医、臨床医、リハビリ、理学、工学、心理学、企業マーケティング関係者など様々な分野で神経科学にかかわるような人におすすめの本です。
高次脳機能の神経科学とニューロリハビリテーション
「高次脳機能の神経科学とニューロリハビリテーション」は、ロシアの神経科学者アレクサンドル・ルリヤが提唱した「ロマンティック・リハビリテーション」への具体的な道筋をつくるための思考方法が書かれている本。
神経科学や認知心理学、発達科学などの知識の中でもリハビリテーションに直接関わるものを厳選して構成しているなど、ニューロリハビリテーションについて詳しく解説されています。
脳卒中による高次脳機能障害の中でも注意障害や失行などについて記述されているので、リハビリ施設に従事してる人におすすめの本です。
脳神経科学リテラシー
「脳神経科学リテラシー」は、脳神経科学における知識や心構えについて書かれた本。
心の解明を通して私たちの生き方にまで影響することについて詳しく解説されています。
研究成果が生活や社会にどうかかわるかについて解説されているので、新しい事態に的確に磐梯山を下せるようになりたいような人におすすめの本です。
計算論的神経科学 脳の運動制御・感覚処理機構の理論的理解へ
「計算論的神経科学 脳の運動制御・感覚処理機構の理論的理解へ」は、脳はいかにして複雑な感覚を処理し身体を操るのかという問に計算理論の観点から解説している本。
制御理論、統計学、最適化数学などについて詳しく解説されています。
脳の計算論についての研究が網羅されているので、脳神経科学、認知心理学の研究をされているような人におすすめの本です。
つながる脳科学 心のしくみに迫る脳研究の最前線
「つながる脳科学 心のしくみに迫る脳研究の最前線」は、謎めいていた脳の働きが明らかになりつつあることについて書かれた本。
グリア細胞とニューロン、進化と可塑性などについて詳しく解説されています。
9つの研究成果から頭の中には様々な繋がりがあることを解説しているので、心を生み出す脳の研究を目指すような人におすすめの本です。
ゾンビでわかる神経科学
「ゾンビでわかる神経科学」は、ゾンビの脳はどうなっているという最先端の研究について書かれている本。
ゾンビ症候群とも言われている意識欠陥活動低下障害(Consciousness Decit Hypoactivity Disorder/CDHD) について詳しく解説されています。
なかなか研究が進まないゾンビ症候群について最先端の研究結果が書かれているので、医療従事者やゾンビについて興味がある人におすすめの本です。
神経診断学を学ぶ人のために
「神経診断学を学ぶ人のために」は、難解な神経診断学の理解のため、基礎的知識(解剖、生理、薬理)から臨床への橋渡しとなる解説をめざした初版の機能・系統別構成はそのままに全編を大幅増補した本。
「視床」「イオンチャネル異常症」の章新設や、「眼球運動の中枢調節」など、最新の神経診断学の極意について詳しく解説されています。
神経内科学が良く理解できて、臨床的な現象に即しても記載されているので、現場で神経学に関わったり、神経診断学を学んでいるような人におすすめの本です。
連合野ハンドブック完全版:神経科学×神経心理学で理解する大脳機能局在
「連合野ハンドブック完全版:神経科学×神経心理学で理解する大脳機能局在」は、前頭連合野,頭頂連合野,側頭連合野 それぞれが担う高次機能を,サルの知見と ヒトの知見(症候編)から解説している本。
脳の高次機能をつかさどる連合野の研究など、連合野について詳しく解説されています。
現在漠然としてしか理解されていない節もある「連合野とは何か」というプリミティブな問いに答えているので、脳の高次機能をつかさどる連合野について研究してる人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「脳神経科学のおすすめ本」について解説しました。
脳の仕組みについてより深く理解して、脳のコントロールやトレーニングに活用してください。
では、また。