システム開発において、要件定義はとても重要な工程です。要件定義を間違うと、思ったのと違うシステムができてしまうからです。
この記事では、要件定義についての知識を深めて目的に合ったシステム開発をしたい人向けに、「要件定義のおすすめ本」を紹介します。
要件定義の本を探している人はぜひ参考にしてください。
要件定義のおすすめ本ランキング14選!
要件定義のおすすめ本を14冊ご紹介します。
はじめよう!要件定義~ビギナーからベテランまで
「はじめよう!要件定義~ビギナーからベテランまで」は、ソフトウェアの企画・開発に携わるすべての方にとって役に立つ要件定義の知識を分かりやすく解説した本。
作ってほしい人と作る人の間の合意事項である要件定義の基本的な流れや定義すべき要件の内訳についてなど、ソフトウェアの企画・開発に携わるすべての人に役に立つ要件定義について詳しく解説されています。
豊富な図解とともにわかりやすく解説しているので、ソフトウェア開発を担当するエンジニアや開発者として上流から下流まで携わる人におすすめの本です。
要件定義のセオリーと実践方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書
「要件定義のセオリーと実践方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書」は、要件定義のノウハウがたっぷり詰まった本。
要件定義の基礎知識や、フェーズごとの実践方法など、エンジニアが身に付けておくべき知識について詳しく解説されています。
イラストや表をふんだんに使い具体的に解説されているので、初めて要件定義を担当してシステム開発を成功させたい人におすすめの本です。
演習で身につく要件定義の実践テクニック
「演習で身につく要件定義の実践テクニック」は、システム開発を成功に導く要件定義の進め方が分かる本。
要件定義の手順を含む「進め方」や、情報を効率よく集めるなどの「コミュニケーションスキル」など、身に付けておくべき代表的な知識やスキルについて詳しく解説されています。
演習問題をたくさん解きながら学習を進めることができるので、要件定義を担当している全ての人におすすめの本です。
モデルベース要件定義テクニック
「モデルベース要件定義テクニック」は、要件分析フレームワーク、外部システムとのやりとりだけでなくユーザーインターフェースを含めた入出力、顧客の要望を正確に把握するノウハウなどが満載された本。
要件定義の進め方が分からない、何を定義していいか分からない、議論ばかりで中身の検討に入れないなど、こんな悩みを解決する方法について詳しく解説されています。
システム開発の要件定義をすばやく的確に作成するための方法をわかりやすく解説したノウハウ書なので、要件定義の進め方がわからないといった悩みを持つシステム開発の人におすすめの本です。
手戻りなしの要件定義実践マニュアル
「手戻りなしの要件定義実践マニュアル」は、現場のリアリティ溢れる内容で要件定義の進め方やコミュニケーションの手法や各種成果物のまとめ方について実践的に学べる本。
既存システム改善における要件定義の進め方や情報を漏れなく集めるヒアリングのスキルなど、要件定義の進め方やコミュニケーションの手法や各種成果物のまとめ方について詳しく解説されています。
要件定義の演習例題も掲載されているので、架空のシステム開発プロジェクトを例に要件定義の勉強をしてみたい人におすすめの本です。
はじめよう!プロセス設計 要件定義のその前に
「はじめよう!プロセス設計 要件定義のその前に」は、プロセス設計をテーマにした本。
業務フローの見える化や、仕組みのハウツーなど、日々の作業の効率化と業務改革などについて詳しく解説されています。
プロセス設計とは何かや既存プロセスの見える化が解説されているので、要件定義を知りたい人におすすめの本です。
ユーザのための要件定義ガイド
「ユーザのための要件定義ガイド」は、要件定義の過程で発生する問題への対応がガイドされたシステム開発者の支援となる本。
ビジネス要件定義や、要件定義マネジメントなど、要件定義を成功に導く128の勘どころについて詳しく解説されています。
さまざまな局面でおこる問題と解決のヒントがセットで説明されているので、要点定義の基礎知識を学ぶ人や実際に問題に直面している人におすすめの本です。
だまし絵を描かないための要件定義のセオリー
「だまし絵を描かないための要件定義のセオリー」は、奥深い要件定義について、著者と一緒に学んでいく本。
要件を定義する際、「騙し絵を描いている」ことに気づかないまま後工程に進むと、騙すつもりはなくても、システムにからくりを仕込んでしまうことや、逆に、騙し絵が描かれていることに気づかないまま 後工程に進んでいくと、「からくりに気づいた時には既に遅い」という事態に陥るなど、詳しく解説されています。
筆者は騙し絵が原因となって難航した開発プロジェクトを数多く見てきたので、立ち向かうための術を学びたいシステム開発プロジェクトに関わる人におすすめの本です。
なぜで始める要件定義
「なぜで始める要件定義」は、「SEの参考書」として必読しておくべき本。
目的思考とデザイン思考を軸とした要件定義の考え方や進め方など、基礎からの必要なスキルについて詳しく解説されています。
演習問題が多く盛り込まれ、実践力が身につくので、要件定義の経験が少ない人や実践力を磨きたい人におすすめの本です。
要件定義のヒアリングリスト427
「要件定義のヒアリングリスト427」は、システム開発の要件定義に関わる様々な人を対象にした本。
要件定義担当者の心得や要件定義フェーズの作業の流れなど、要件定義担当者としての作業品質を向上させるために必要な事について詳しく解説されています。
取引先とのヒアリング時に着目すべき点について広くリスト化されているので、特に"経験はあるが準備不足"な人におすすめの本です。
はじめての上流工程入門 よくわかる!システム開発入門
「はじめての上流工程入門 よくわかる!システム開発入門」は、システム開発を成功に導いてくれる本。
要件定義、システム設計、プロジェクトマネジメントの概要や例題など、システム開発の上流工程の重要なポイントについて詳しく解説されています。
図解などを使って簡潔にまとめられているので、若手の方など、はじめてシステム開発に携わる人におすすめの本です。
はじめよう!システム設計 要件定義のその後に
「はじめよう!システム設計 要件定義のその後に」は、AI、IoTなどの最新技術や領域にも対応しながらシステム構築を行うための、システム設計の知識を体系的に学習できる本。
UIデザインの具体的な手法やオブジェクト指向の最重要な原則など、AI,IoTなどの最新技術や領域にも対応しながらシステム構築を行うためのシステム設計について詳しく解説されています。
全体を把握しながらシステムを構築できるような人材が希少になっているので、学習価値が高いといえるシステム設計について学びたい人におすすめの本です。
ユーザーの役に立つシステムを作る本当に使える要求定義
「ユーザーの役に立つシステムを作る本当に使える要求定義」は、基幹系と情報系のそれぞれのシステムでの要求定義の手順を具体的かつ実践的に解説した本。
良い要求定義とはどんなものかや開発プロセスの中でどう位置付けるのかなど、それぞれのシステムでの要求定義の手順について詳しく解説されています。
すぐに使えるドキュメントのサンプルが満載なので、要求定義のプロセスと成果物について勉強したい人におすすめの本です。
要件定義から運用・保守まで全展開 インフラ設計のセオリー
「要件定義から運用・保守まで全展開 インフラ設計のセオリー」は、インフラ上流工程の要件がわかりやすくまとめられた本。
システムインフラ構築の流れや各種設計のセオリーなど、インフラ設計の現場で見えづらかった知識や経験について詳しく解説されています。
筆者らの実務経験に照らしあわせて具体的に説明されているので、インフラ業務について基礎を習得したい人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「要件定義のおすすめ本」について解説しました。
要件定義のコツを抑えて、業務で役立つシステム開発に活かしてください。
では、また。