会社やチームがある程度大きくなると、マネジメントだけでは統制しきれなくなるため、経営組織論の考え方が必要です。
この記事では、経営組織論についての知識を深めて組織マネジメントや会社経営に役立てたい人向けに、「経営組織論のおすすめ本」を紹介します。
経営組織論の本を探している人はぜひ参考にしてください。
経営組織論のおすすめ本ランキング12選!
経営組織論のおすすめ本を12冊ご紹介します。
両利きの組織をつくる 大企業病を打破する攻めと守りの経営
「両利きの組織をつくる 大企業病を打破する攻めと守りの経営」は、5年間で劇的な変貌を遂げたAGC(旧旭硝子)の事例を軸に、組織進化の理論と実践について書かれている本。
成熟した日本の大企業の経営者に対して、既存事業を維持しながら、新規事業を創出できる組織にするためにはなど、攻めと守りの経営理論について詳しく解説されています。
会社を変革していくにあたり、事例をもって明快に語られておるので、組織改革をしたい経営者の人におすすめの本です。
チームX ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方
「チームX ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方」は、著者のビジネスメソッドが凝縮されている本。
著者自身の経験、企業組織病の分析、そしてその変革ポイントなど、著者の造詣を交えた「勝てるチームの法則」について詳しく解説されています。
ビジネスの普遍的な原則を、著者オリジナルの視点で、かみ砕いて説明しているので、これから起業を考えている人におすすめの本です。
エリック・バーンのTA組織論 リーダーを育てる心理学
「エリック・バーンのTA組織論 リーダーを育てる心理学」は、組織における人間関係の診断や改善について書かれた本。
トランザクショナルアナリシスを用いた組織の問題解決について詳しく解説されています。
人間関係の診断や改善についての方法が説明されているので、組織における人間関係等の問題を改善させたいと思っている人におすすめの本です。
チームの力 構造構成主義による新組織論
「チームの力 構造構成主義による新組織論」は、チームのための組織論について書かれた本。
リーダーシップ、戦略の立て方、モチベーションの引き出し方、トラブル解決方法などについて詳しく解説されています。
チーム作りは希望作りでもあると説明されているので、チーム力を最大に伸ばしたいと考えている人におすすめの本です。
グラフィック経営組織論
「グラフィック経営組織論」は、組織論各領域の第一人者による伝統的理論と先端理論の解説を体系的に構成した本。
デジタル化・グローバル化・COVID-19による地殻変動や、マネジメントのパラダイムの変遷と組織論のパースペクティブなど、新たな時代の経営組織論について詳しく解説されています。
全項目を解説と図表・コラムが対になった2頁見開き単位で構成し,2色刷と相まってこれまでにない読みやすさを実現しているので、新時代の経営理論をこれから学ぶような人におすすめの本です。
経営組織論
「経営組織論」は、「教科書兼トリセツ」というスタンスで、経営学の中心の一つとなる「組織論」を紐解く本。
「組織論」を「道具として使える知識」「使うための学問の体系」と位置づけて、組織のもたらすメリットを最大化する方法について詳しく解説されています。
前提知識なしでも組織論の全体像がわかりやすく把握できるので、チームや組織とうまく付き合っていきたい人や、組織をもっと良くしたいと考える人におすすめの本です。
謙虚なリーダーシップ 1人のリーダーに依存しない組織をつくる
「謙虚なリーダーシップ 1人のリーダーに依存しない組織をつくる」は、関係性に基づいたリーダーシップについて書かれた本。
協力関係や、問いかけなど、謙虚なリーダーシップのあり方について詳しく解説されています。
パーソニゼーションに基づく、人間関係に立脚したリーダーシップについて述べられているので、新たなリーダー像を模索していきたい人におすすめの本です。
よくわかる組織論
「よくわかる組織論」は、組織論の全体像の理解を可能にする本。
基礎概念や理論、構造と現代における課題など、組織論について詳しく解説されています。
明快に理解できるように構成、記述された教科書なので、組織論の初学者である人におすすめの本です。
経営学イノベーション3 経営組織論
「経営学イノベーション3 経営組織論」は、経営のイノベーションに向けて組織が抱える現代的課題を明かにする好評シリーズの第3弾として、経営組織論について掘り下げる本。
戦略経営論の視点から、経営組織の特徴や基礎概念・構造、組織運営の諸要因について詳しく解説されています。
基礎概念から課題と政策までしっかり理解できるように構成されているので、組織論への理解を深め、経営のイノベーションに活かしたい人におすすめの本です。
組織行動論
「組織行動論」は、組織と人の関わりや、組織における人間行動の基本知識を体系的に解説する本。
組織の中で、いかに振る舞えばいいのか、自身の行動がどんな結果をもたらすのかといった、組織に関わる全ての人が抱く疑問に答えるためのさまざまな知見について詳しく解説されています。
現代的な事例を通してわかりやすく解説されているので、組織行動論初学者の人におすすめの本です。
組織行動論の考え方・使い方
「組織行動論の考え方・使い方」は、2020年現在の組織行動論領域において、学術的に確立された理論と測定尺度を概観を示した本。
実際の経営現象を測定・研究する際、実践家とともに理解を深め合える協働を求め、経営学にとってのレリバンスとは何かを真摯に問いてるなど、組織行動論について詳しく解説されています。
組織現象の理論と測定 がどちらかというとスタティックであるのに対し、本書はそれにダイナミズムを与えているので、研究者、ビジネスパーソンの人におすすめの本です。
エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
「エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング」は、エンジニアリングの課題を解決する思考整理方法やメンタリング手法を、技術組織アドバイザリーの著者が書いている本。
コミュニケーションにおける不確実性や 技術的負債を解消方法や 、経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するにはなど、若手を戦力として,成長する組織を設計・運営する方法について詳しく解説されています。
組織の成長のため、仕組みの作り方とメンバーのメンタリングについて書いているので、エンジニアの分野で活躍してる人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「経営組織論のおすすめ本」について解説しました。
組織がある程度大きくなってきたら、マネジメント理論から経営組織論に考え方をシフトしていきましょう。
では、また。