計算が苦手、文字が読めない、物覚えが悪い。
これらの症状は、もしかしたら「LD(学習障害)」という発達障害から来るものかもしれません。発達障害の子供が苦手を克服するには、周りが適切かつ特別なアプローチを取る必要があります。
そこで今回は「LD(学習障害)のおすすめ支援本」というテーマでおすすめの本を紹介します。LDの子供への適切な学習支援について、大人である私達が学びましょう。
LD(学習障害)のおすすめ支援本ランキング18選
LD(学習障害)のおすすめ支援本を18冊紹介します。
薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法
「薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法」は、食事で「質的栄養失調」を改善する方法について紹介している本。
藤川医師が提唱する栄養療法を、実際の症例を漫画で紹介しながら詳しく解説されています。
親子で今日から始められる食事と栄養の改善方法が紹介されているので、質的栄養失調が気になるけど薬には頼りたくない。そんな人におすすめの本です。
発達障害・グレーゾーンの子の受験を突破する学習法
「発達障害・グレーゾーンの子の受験を突破する学習法」は、ご家族がお子さん専属の名コーチに変身する魔法の本。
成績を上げる教え方・勉強のコツはもちろんのこと、子どもに合った先生の選び方まで詳しく解説されています。
勉強が苦手な子どものサポートをする上でのコツがまとめられているので、「発達障害や勉強が苦手な子どもの成績を上げたい」というような人におすすめの本です。
LDの子の読み書き支援がわかる本
「LDの子の読み書き支援がわかる本」は、LDの子が学び方を見直すためのヒントがこめられた本。
学校でも家庭でも実践できる、読み書き支援の具体的な方法について詳しく解説されています。
読み書き支援のアイデアだけでなくLDとは何か、なぜ練習してもできないのかまで解説されているので、LDのお子さんを持つご家族や学校の先生というような人におすすめの本です。
親子で理解するLDの本
「親子で理解するLDの本」は、LDの特性を理解して支援する本。
小学校入学後に目立ち始める「LD(学習障害)」の行動の特徴やその対処法などが詳しく解説されています。
LDの特徴を学びつつ家族、勉強、進学など将来の不安を減らすことができる一冊なので、LDの子どもを持つご家族やLDの子どもを担当する学校の先生というような人におすすめの本です。
子どもの学びと向き合う医療スタッフのためのLD診療・支援入門
「子どもの学びと向き合う医療スタッフのためのLD診療・支援入門」は、LDの症状、診断、検査の実際、支援プログラムの実際についてわかりやすく解説した本。
LDの具体的症状と診断・検査の実際や、家庭生活・学習環境作り、学校生活における支援など詳しく解説されています。
学習困難の検査・評価・支援のプロセスがわかるので、医療関係者だけでなく家族や友人がLDに関係するというような人におすすめの本です。
通常学級で役立つ算数障害の理解と指導法 みんなをつまずかせない!
「通常学級で役立つ算数障害の理解と指導法 みんなをつまずかせない!」は、算数障害をタイプ分けし、それぞれの指導法をまとめた本。
算数障害かどうかのチェックリストや、算数障害の8つのタイプとそれぞれの学習指導方法について詳しく解説されています。
何ができなくて何がわからないのかタイプ別で解説があり、それに対してこまかく指導方法が図解付きで書いてあるので、算数が苦手なお子さんがいるご家族や、学校の先生のような人におすすめの本です。
学習障害のある子どもを支援する
「学習障害のある子どもを支援する」は、学習障害の概念や特徴、そしてそれらを持つ子供をどのように支援していけばよいのかが書かれている本。
子どもの学習障害の概念や特徴、支援の方法が詳しく解説されています。
子どもの学習障害についての知識を得ることが出来るので、学習障害をもつ子供の親や、そういった子供を支援するような人におすすめの本です。
ワーキングメモリを生かす指導法と読み書き教材
「ワーキングメモリを生かす指導法と読み書き教材」は、学習困難な子どものつまずき解消についての学習法がまとめられている本。
読み・書き・読解・作文など読み書きができるようになることを目指し、具体的で効果的な指導ノウハウが詳しく解説されています。
子どもの学習困難別に教材を選べるガイドが載っているので、子どもに教えてあげたいけど指導方法があっているのか不安というような人におすすめの本です。
うちの子は字が書けない発達性読み書き障害の息子がいます
「うちの子は字が書けない発達性読み書き障害の息子がいます」は、発達性読み書き障害(ディスレクシア)を教えてくれる本。
発達性読み書き障害とは何かや、どう寄り添うかなど、ディスレクシアについて詳しく解説されています。
実際に発達性読み書き障害のお子さんを持った方の体験記なので、うちもそうかもと心配な人におすすめの本です。
ディスレクシア入門
「ディスレクシア入門」は、読み書きのLD(学習障害)の子どもたちを支援する本。
気づかれにくい読み書きのLDの困難さのメカニズム、支援の実際、具体的な対応方法について詳しく解説されています。
多職種の専門家が平易に解説しているので、読み書きのLDについて初歩から学びたいと考えているような人におすすめの本です。
LD学習症(学習障害)の本
「LD学習症(学習障害)の本」は、学習障害についての基本的な知識やその特性に合った支援の方法が書かれた本。
学習障害の子供に対してどのような接し方や支援の仕方をすればよいのか詳しく解説されています。
学習障害の子供に対しての特性に合った支援の方法を学ぶことが出来るので、学習障害の子供を持つ親や、教育関係で働いているような人におすすめの本です。
LD(学習障害)のおともだち
「LD(学習障害)のおともだち」は、LDの子どものまわりの子どもや大人たちが具体的かつ身近に障害を知るための絵本。
LDとはどんな障害なのか、実際にどんなことが起こるのかが詳しく解説されています。
周りの子が不思議だと思う行動をとってしまう理由とその思いをLDの子ども本人の言葉で語っているので、身内や身近な子どもにLDの子がいるというような人におすすめの本です。
これでピタっと!気づけば伸ばせる学習障害
「これでピタッと!気づけば伸ばせる学習障害」は、学習障害(LD)の息子さんを持つ家庭のノンフィクションストーリー本。
学習障害(LD)はどんな障害かや、寄り添い方、勉強の仕方など、学習障害のあるお子さんの勉強とのつきあい方について詳しく解説されています。
学習障害(LD)と向き合いながら、お子さんが難関私立高校に進学されたというノンフィクションストーリーなので、障害と勉強の付き合いを模索中な人におすすめの本です。
学習障害(LD)で算数・数学ができない子が大人になったらもっとたいへんでした
「学習障害(LD)で算数・数学ができない子が大人になったらもっとたいへんでした」は、著者の日常生活や仕事について書かれている本。
計算ができなくても資格取得したり貯金や投資をしたりするなど、学習障害の方の生き方について詳しく解説されています。
学習障害の著者の経験に基づいているので、教師や保護者、数字の扱いが苦手と思っているような人におすすめの本です。
発達障害だけで子どもを見ないでその子の不可解を理解する
「発達障害だけで子どもを見ないでそのこの不可解を理解する」は、発達障害と診断される可能性のある、12人の子どもたちのストーリーを例にした本。
実際の診断名とは関係なく、それぞれの子どもたちがどのような気持ちで、どのような事に困っているのかを、探るという形で「仮の理解」へ向かう過程について詳しく解説されています。
現役の児童精神科医師・臨床心理士として、試行錯誤している作者が解説しているので、我が子も発達障害なのではないかと漠然とした不安のある人や、我が子の成長が心配な人におすすめの本です。
うちの子は字が書けないかもと思ったら
「うちの子は字が書けないかもと思ったら」は、知的発達に問題がなくとも読み書きだけが困難な「発達性読み書き障害」をテーマにした本。
発達性読み書き障害の子どもたちが抱える今・現在の問題にどう対処すればいいか詳しく解説されています。
発達性読み書き障害の子どもたちが「今」できること、将来どのように自立が果たせるかが書かれているので、うちの子は字が書けないかも?と感じたことがあるような人におすすめの本です。
LD(学習障害)のすべてがわかる本
「LD(学習障害)のすべてがわかる本」は、学習障害の基礎知識やその支援の方法が書かれている本。
学習障害についての基礎知識や、そういった障害をもつ子供にたいする家庭や教育現場などでの接し方や指導方法について詳しく解説されています。
学習障害をもつ子供についての接し方や指導方法についての詳しい知識が得られるので、障害をもつ子供の親や、教育の現場で働いているような人におすすめの本です。
読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A
「読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A」は、ディスレクシアの子どもの特性や支援方法がQ&A方式でまとめられた本。
学習障害の中でも「読み書き」に困難がともなうディスレクシアの子供たちの特性と支援方法について詳しく解説されています。
支援方法だけでなく小型ワープロや便利なアプリも紹介されているので、ディスレクシアの子どもを持つご家族など、身近でサポートする機会があるというような人におすすめの本です。
まとめ
今回は「LD(学習障害」のおすすめ支援本」というテーマで解説しました。
LDは甘えではなく、れっきとした発達障害です。もし自分の子供にLDが疑われる場合は、専門医の診察を受け、子供に合った学習環境を提供してあげるようにしましょう。
それが、保護者が子供にしてあげられるきちんとした教育だと、ぼくは思います。
では、また。