多重人格とは、実は解離性同一性障害と呼ばれるれっきとした病気の一種です。主に過度なストレスが原因で別人格が形成されるとされています。
この記事では、多重人格・解離性同一性障害について勉強したい人向けに、「多重人格・解離性同一性障害のおすすめ入門本」を紹介します。
多重人格・解離性同一性障害の本を探している人はぜひ参考にしてください。
多重人格・解離性同一性障害のおすすめ本17選！
多重人格・解離性同一性障害のおすすめ本を17冊ご紹介します。
ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。 解離性同一性障害の非日常な日常
「ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。 解離性同一性障害の非日常な日常」は、12人の交代人格をもつ解離性同一性障害の当事者がリアルを描いた本。
脳内に13人の人格が存在する「ぼく」が、頭の中の同居人と送る毎日を、交代人格と主人格の視点で詳しく解説されています。
解離性同一性障害の当事者が書いているので、 解離性同一性障害のリアルが知りたい人におすすめの本です。
解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病
「解離性障害のことがよくわかる本影の気配におびえる病」は、解離はなぜ起きるのか不思議な病態を解き明かし回復に導く本。
解離の症状をもつ本人の訴えをとりあげ、精神医学的に詳しく解説されています。
わかりにくい症状をイラストやチャートなどを使いひと目見て理解できるようなページ構成になっているので、解離性障害について学び始めたい人におすすめの本です。
実録解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ
「実録解離性障害のちぐはぐな日々 私の中のたくさんのワタシ」は、「多重」の世界のリアルを解離性同一性障害の当事者が描いた本。
解離性同一性障害の当事者が描いた「多重」の世界のリアルと著者が身につけたライフハックが詳しく解説されています。
専門医による病気・症状についての解説コラムも収録しているので、体験談だけでなく専門的な知識も身につけたい人におすすめの本です。
解離性障害 うしろに誰かいるの精神病理
「解離性障害 うしろに誰かいるの精神病理」は、解離性同一性障害(多重人格)を具体的な症例をあげて解説している本。
現代日本の解離の姿を、具体的な症例をあげて描き、寛解に至る道筋を照らして詳しく解説されています。
具体的な症例をあげながら解説されているので、実際の症例を見て解離性同一性障害について学びたい人におすすめの本です。
わかりやすい解離性障害入門
「わかりやすい解離性障害入門」は、解離性障害を幅広い視点からとらえた本。
解離性障害をめぐるトピックスや、最先端の治療スタイルなど、解離性障害について詳しく解説されています。
解離性障害の症状の現われ方から治療まで幅広い視点からスポットをあてているので、解離性障害と関わる全ての真摯な人におすすめの本です。
解離性障害 多重人格の理解と治療
「解離性障害 多重人格の理解と治療」は、解離性障害についての理論本。
解離性障害の理論についてや、臨床の手引きなど、解離性障害について詳しく解説されています。
解離性障害をひとつのストーリーのように読めるようになっているので、解離性障害の理論書を探している熱心な人におすすめの本です。
解離の構造 私の変容と〈むすび〉の治療論
「解離の構造 私の変容と〈むすび〉の治療論」は、解離の症候学や病態への理解を深められる本。
解離性障害であるか否かについて正しい判断をするための解離の症候学が詳しく解説されています。
知る機会が少ない解離の症候学について知れるので、多重人格などの「典型的」な解離性障害とは違う「非典型的」な解離性障害について学びたい人におすすめの本です。
消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ
「消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ」は、虐待された人たちが,き延びて、どんな苦しみを背負っているのか解説している本。
「自殺への欲求」や、どんな苦しみを背負っているのかなど、立ち直っていった経緯について詳しく解説されています。
人間の存在の不思議さと、幸せの意味について語られてるので、虐待されて育った当事者や医療に携わってる人におすすめの本です。
USPT入門解離性障害の新しい治療法 タッピングによる潜在意識下人格の統合
「USPT入門解離性障害の新しい治療法 タッピングによる潜在意識下人格の統合」は、これからの解離治療のスタンダードになるかもしれない治療法を解説している本。
両側刺激のタッピングにより解離性同一性障害(DID)や内在性解離における別人格を表出させ、主人格との融合・統合を行う治療法が詳しく解説されています。
限られた診療時間内でクライエントの改善が期待できるだけでなく医療経済的にも優れている治療法が紹介されているので、解離性障害の新しい治療法に興味があるというような人におすすめの本です。
実践入門解離の心理療法 初回面接からフォローアップまで
「実践入門解離の心理療法 初回面接からフォローアップまで」は、初めて解離性障害患者のセラピーを行うセラピストに向けて書かれている本。
初回面接から終結,フォローアップまで,各局面で想定される事態とその対処法について詳しく解説されています。
臨床経験豊富な著者が症例を交え詳しく解説しているので、解離性障害の患者への対応が不安な人におすすめの本です。
続解離性障害 脳と身体からみたメカニズムと治療
「続解離性障害 脳と身体からみたメカニズムと治療」は、ヒステリーの歴史から最新の脳科学的研究まで、多様な視点から驚くべき解離のメカニズムに迫り、正しい診断への道をひらくことについて書かれている本。
解離の研究の歴史や解離の身体性の問題•治療論、また読者に解離の問題を身近に感じてもらえるように著者の海外体験を通して解離の問題と出会った経緯などについて詳しく解説されています。
解離に関する理解や理論を広くカバーしているので、解離性障害について学びたい、知識を深めたいような人におすすめの本です。
解離性障害
「解離性障害」は、解離性障害とは何かがわかる本。
解離性障害の概念や歴史、それぞれの症状について詳しく解説されています。
解離性障害の基礎について学ぶことができるので、精神疾患について学んでいるような人におすすめの本です。
妻に棲む別人II多重人格の消滅 その治療全記録
「妻に棲む別人II多重人格の消滅 その治療全記録」は、100人以上の治療実績をもつ 精神科医とのカウンセリングを綴ったドキュメント実録の本。
具体的なカウンセリングの対話について詳しく解説されています。
著者の妻の実際のカウンセリング記録を綴っているので、家族が多重人格で治療中な人におすすめの本です。
解離の舞台
「解離の舞台」は、解離性障害を理解し、患者を支援する方法を詳しく解説している本。
症状構造論や、他の病気との鑑別診断論など、解離性障害の理解や治療について詳しく解説されています。
鑑別方法を症候学的観点から解説しているので、他の統合失調症や境界例の症例との違いを判断するのが困難な人におすすめの本です。
解離性同一症・2秒の暇
「解離性同一症・2秒の暇」は、当事者の目線から解離性同一障害について書かれた本。
解離性同一障害について、当事者の目線から実際に起きた現実について詳しく解説されています。
解離性同一障害について当事者に起きた現実を元に書かれているので、具体的な症例を知りたい解離性同一障害について勉強中な人におすすめの本です。
それでも、君だから 解離性同一性障害の記録
「それでも、君だから 解離性同一性障害の記録」は、解離性同一性障害（多重人格）の女性患者の一年を記録した事実について書かれてる本。
解離性同一性障害者の史実など、当時者本人の記録について詳しく解説されています。
解離性同一性障害のことを一つの物語として取り扱ってるので、当事者の気持ち理解したい人におすすめの本です。
人格解離
「人格解離」は、内なる人格解離について精神科医が語っている本。
「内在性解離」がうつやパニックの原因になることや、「過去世療法」「未来世療法」について詳しく解説されています。
うつ病からの回復への手掛かりとなる内なる人格解離について述べられているので、治療が上手くいかず不安な人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「多重人格・解離性同一性障害のおすすめ入門本」について解説しました。
解離性同一性障害は、うつ病や適応障害と比較しても症状の重い病気です。過度なストレスがかかっていた期間が長ければ長いほど、治療に必要な時間も長くなります。
まずはゆっくり休んで、余裕があったら今回ご紹介した本などを読んでみてください。
では、また。
