賛否両論さまざまな議論がされているベーシックインカム。僕たちの生活を根底から変える制度なので、現在考えられている構想や仕組み、メリット・デメリットについて、詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ベーシックインカムについての知識を深めて実生活に役立てたい人向けに、「ベーシックインカムのおすすめ本」を紹介します。
ベーシックインカムの本を探している人はぜひ参考にしてください。
ベーシックインカムのおすすめ本ランキング13選!
ベーシックインカムのおすすめ本を13冊ご紹介します。
隷属なき道AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働
「隷属なき道AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」は、オランダの29歳の新星ブレグマンが、広告を一切とらない先鋭的なウェブメディアで描いた新しい時代への処方箋の本。
人々にただでお金を配ることや、週の労働時間を15時間にすることなど、人間がAIとロボットとの競争に負けつつある懸念を払拭する機械への隷属なき道について詳しく解説されています。
大きな共感を呼び、全世界に広がりつつある新しい時代への価値観を知ることができるので、近未来の世界的な社会や経済の動向に感心があるような人におすすめの本です。
ベーシックインカムから考える幸福のための安全保障
「ベーシックインカムから考える幸福のための安全保障」は、私たちが暮らす社会をベーシックインカムの考えから整理を試み、予期せぬ状況に見舞われた人々が、人間らしく生きる為の社会システム論が書かれている本。
子どもの貧困、障害者、ひとり親家庭、ひきこもり。withコロナの今こそ考えるべき問題と施策など、ベーシックインカムの考え方について詳しく解説されています。
本書は人が幸福であるために必要なことが、多岐にわたる視点から掘り下げられて書かれているので、今の社会に生きづらさを感じている人におすすめの本です。
現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる
「現金給付の経済学反緊縮で日本はよみがえる」は、日本経済の行き詰まりが指摘される今、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が、主流派経済学とMMTの両面から書かれている本。
国民へお金を渡すことが消費換気を促すというきわめて単純明快な主張など、ベーシックインカムによる現金一括給付について詳しく解説されています。
年金制度や生活保護制度と、ベーシックインカムなどの現金給付制度を比較して解説しているので、ベーシックインカムと現行制度のメリット・デメリットを整理したい人におすすめの本です。
ベーシックインカムを実現する
「ベーシックインカムを実現する」は、既存の制度との整合を取りながらベーシックインカムを導入していくべきかを検討、さらに実現のためにどのような運動が必要なのかも追究しているか書いている本。
韓国、そして日本の社会保障制度における共通の欠陥と、制度発展の違いを指摘するなど、ベーシックインカムについて詳しく解説されています。
2022年の韓国大統領選においてベーシックインカムがどのような意味を持つのかを検討した論考、また、金成垣氏執筆の本書解説抄録を掲載しているので、ベーシックインカムに興味がある人におすすめの本です。
AI時代の新・ベーシックインカム論
「AI時代の新・ベーシックインカム論」は、財源はどうするのか。現行の貨幣制度の欠陥とは何か。最大の障壁となるものは何かついて書かれている本。
現行の貨幣制度の欠陥とは何かなど、AI時代になぜBIが必要なのかについて詳しく解説されています。
AI時代の突入が間近となった今、ますます広がっていく格差にベーシックインカムは必須であると解説してるので、AI時代におけるベーシックインカムの必要性に興味がある人におすすめの本です。
ベーシック・インカム国家は貧困問題を解決できるか
「ベーシック・インカム国家は貧困問題を解決できるか」は、国民の生活の安心を守るために何ができるのか、国家の役割を問い直す事が書かれている本。
お金がない人を助けるには、お金を配ればよいのではないかなど、ベーシックインカムで何が出来るのかについて詳しく解説されています。
著者は様々な根拠を持って月々8万円程度の給付が全国民に対してできると述べて書かれているので、ベーシックインカムで何が出来るのか興味がある人におすすめの本です。
ベーシック・インカム入門
「ベーシック・インカム入門」は、社会保障の考え方を改めて学ぶ本。
個人の生活と社会の関係や、労働とは何か、ジェンダー、グローバリゼーションなど、ベーシック・インカムが現代社会に何をもたらすのかについて詳しく解説されています。
ベーシック・インカムの考え方や歴史的経緯、運動、思想などが概括されているので、まずは広く浅く学びたいという人におすすめの本です。
ベーシックインカム
「ベーシックインカム」は、来たるべき未来を描いたSF本格ミステリ短編集の本。
遺伝子操作、AI、人間強化、VR、ベーシックインカムなど未来の未来の技術・制度といわれるものが実現した時に起こりうる世界について詳しく解説されています。
5つの短編で描かれているので、遺伝子操作など将来に確立するかもしれない制度の世界を描いた小説に興味がある人におすすめの本です。
みんなにお金を配ったら ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?
「みんなにお金を配ったら ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?」は、ユニバーサル・ベーシックインカムにおける世界の現状を描いた本。
ユニバーサル・ベーシックインカムにおける世界での捉え方やその必要性について詳しく解説されています。
世界各国それぞれでユニバーサル・ベーシックインカム政策への捉え方や対策について描かれているので、世界におけるベーシックインカム論について知りたい人におすすめの本です。
ベーシックインカムへの道
「ベーシックインカムへの道」は、ベーシックインカムへの賛成論と反対論をひととおり読者に紹介することを目的とした本。
ベーシックインカムが必要とされる根拠であるところの三つの側面や、逆に唱えられてきた反対論、とくに財源面での実現可能性など、ベーシックインカムの是非について詳しく解説されています。
ベーシックインカムに関する事柄が360ページにわたり、分かり易く、網羅的に、そして過不足なく論じられているので、ベーシックインカムの是非に興味があるような人におすすめの本です。
普通の人々の戦い
「普通の人々の戦い」は、異色の台湾系移民2世の米国大統領選民主党候補者アンドリューヤンの社会への提言を紹介し、発売以来全米NO1ベストセラーの本。
世界的に懸念されるAI革命による労働世界の消滅や、地域経済の衰退に対する抵抗戦略など、AI、コロナ危機等の社会変動に対抗する人道資本主義とベーシックインカムの未来戦略について詳しく解説されています。
現在進行形でもあり、近未来の日本社会を襲う「労働の消滅」「地方経済の崩壊」に対する処方箋が書かれているので、近未来の社会や政治に懸念をおぼえているような人におすすめの本です。
ベーシックインカムを問いなおす その現実と可能性
「ベーシックインカムを問いなおす その現実と可能性」は、BIは現代社会の救世主たりうるか!? 社会運動や政策提言の最前線にたつ論者や研究者が、BI の意義と限界をさまざまな角度から検討している本。
BIに限らず、金融政策や特定の制度によって万事が解決するかのような軽薄な言説が垂れ流されているなど、ベーシックインカムの可能性について詳しく解説されています。
BIについての議論を単なる政策として議論するのではなく、社会の全ての構成員の幸福追求に貢献する様な取り組みとしての広がりと深まりを提供してくれる本なので、社会幸福を追求したい人におすすめの本です。
ベーシックインカム分配する最小国家の可能性
「ベーシックインカム分配する最小国家の可能性」は、ベーシックインカム(基本所得)議論を精査し、理念と政策を丹念に検証した本。
ベーシックインカム議論についての統括やその問題点、これからの提言などについて詳しく解説されています。
ベーシックインカム議論のこれまでのまとめとこれからについて書かれているので、ベーシックインカムを一層深く学びたい人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「ベーシックインカムのおすすめ本」について解説しました。
実現されるかどうかはわかりませんが、実際に施行された場合にどのようなことが起きるのか知っておいて損はありません。今のうちに勉強しておきましょう。
では、また。