経済学は世の中にあるお金の流れを考える学問です。政治家や行政における経済政策だけでなく、民間企業では事業戦略や経営戦略を考える上でも経済学の知識は欠かせません。
この記事では、経済学について勉強したい人向けに、「経済学の読みやすいおすすめ本」を紹介します。
経済学の本を探している人はぜひ参考にしてください。
経済学のおすすめ本ランキング20選!
経済学のおすすめ本を20冊ご紹介します。
池上彰のやさしい経済学1
「池上彰のやさしい経済学1」は、経済学を基礎の基礎から解説している本。
経済とは何だろう、インフレとデフレ、なぜバブルが生まれはじけたか、消費税の問題など、過去のニュースから現在の経済の状況について詳しく解説されています。
経済学を私たちの日常生活の視点から眺め、身の回りの出来事とからめて解説しているので、経済学なんてむずかしそうと苦手意識を持っていままで敬遠していた人におすすめの本です。
池上彰のやさしい経済学2
「池上彰のやさしい経済学2」は、経済学を基礎の基礎から解説している本。
現在の日本や世界を取り巻く情勢、いま抱える問題点など、日々のニュースを理解するために必要な経済知識について詳しく解説されています。
経済学の考え方の変化を、社会経済からの要請に対してその時々の経済学者が考えた回答であるとの視点で説明しているので、分かり易く経済を学びたい人におすすめの本です。
幸せとお金の経済学
「幸せとお金の経済学」は、お金が欲しい、できれば贅沢な暮らしがしたいと言う欲求が不幸をもたらす可能性があると警鐘を鳴らしている本。
「地位財」「非地位財」という概念など、幸せとお金の経済学について詳しく解説されています。
月収や役職といった他人との比較で価値が生まれるものを追い求めるよりも、低いストレスや休日の数といった他人と比較ができないものに価値を置くという考えが語られているので、自分の価値観で幸せになりたい人におすすめの本です。
現代経済学の直観的方法
「現代経済学の直観的方法」は、私たちが生きる現代資本主義社会の本質とその問題、行く末を理解する事が書かれている本。
資本主義はなぜ止まれないのかなど、現代経済学について詳しく解説されています。
経済理論をトップダウンに解説するのではなく歴史的経緯からボトムアップに説明しているので、経済理論の歴史から将来の経済を模索したい人におすすめの本です。
ど素人でもわかる経済学の本
「ど素人でもわかる経済学の本」は、経済の基礎知識を解説している本。
ミクロ経済学や、マクロ経済学、計量経済学、行動経済学など、経済学の各分野について詳しく解説されています。
経済学の理論や概念を身近な例や図解とともにわかりやすく解説しているので、これから経済学を学びたい人や、勉強したが苦手意識のある人におすすめの本です。
若い読者のための経済学史
「若い読者のための経済学史」は、初学者にとって偉大な案内役となる経済学入門本。経済学者たちの貢献が見事に説明されており、古代の哲学者から現代の賢人まで、多様な経済思想家に出会える、経済学に興味を持つ人にとって最適な本。
経済学における重要な概念である「機会費用」や「ポジティブ経済学」など、経済的概念について詳しく解説されています。
経済思想家たちがどのような視点を持っていたかがわかりやすく説明されているので、経済学の基礎を学び、より高度な経済学の知識を身につけたい人におすすめの本です。
学力の経済学
「学力の経済学」は、ゲームが子どもに与える影響から少人数学級の効果まで、今まで、思い込みで語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かしている本。
「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析するなど、教育経済学について詳しく解説されています。
統計の観点から教育の効果を測定してい本なので、教育経済を学びたい人におすすめの本です。
たった1つの図でわかる!図解経済学入門
「たった1つの図でわかる!図解経済学入門」は、お金の政策いったい、何をどうしているのか マイナス金利TPP消費税増税をどう捉えるかなどの、広い範囲までたった1枚の図を使って説明している本。
経済の素人が経済をきちんと理解できることなど、図解で経済学を詳しく解説されています。
経済学の特に難解な数式は使わずに図解で経済の事がとても分かりやすく解説しているので、分かり易く経済学を学びたい人におすすめの本です。
大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる
「大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる」は、著者が東大で20年以上教えてきた「ミクロ」「マクロ」のエッセンスを、ぎゅっと1冊に凝縮!している本。
成長が鈍化している国で公共投資を増やしても、国民の税負担が増えて消費に回るお金が減り、経済にはマイナスなど、経済学の基礎が詳しく解説されています。
マクロ経済とミクロ経済を1冊にまとめて書かれているので、大学の経済学部の勉強がしたい人におすすめの本です。
目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】
「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】」は、平成の過ちを繰り返さないために!知っていますか?税金のこと、お金のこと。経済常識が180度変わる事が書かれている本。
日本経済が成長しなくなった理由や、日本人が平成という時代を通じていかに愚かな選択を続けてきたのかなど、平成で行われてきた愚策について詳しく解説されています。
政策の過ちや政策に大きな影響を及ぼす経済学者の見解の変節ぶりに対し、本書は理論的・実証的な検証を明快に行い、国民の目を根本的に変えることに挑んでいる本なので、これからの日本経済や貨幣の本当の意味を学びたい人におすすめの本です。
全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室
「全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室」は、日本がとるべき戦略が面白いほど見えてくる!全米騒然・日本上陸のMMT(現代貨幣理論)が書かれている本。
世界で起きている変化、日本がとるべき戦略など、経済戦略について詳しく解説されています。
一国の成長戦略類型における「ムチ型(企業利潤主導型)」から「アメ型(賃金主導型)」への転換の必要性が語られているので、日本の現在の経済状況に疑問を持つ人におすすめの本です。
経済学の宇宙
「経済学の宇宙」は、著者の出世作である「不均衡動学」はどのようにして誕生したのか、「貨幣論」はどのような発想で臨んだのか、マクロ経済学者であった著者がなぜ企業論に注目したのかな等が書かれている本。
過去40年間のマクロ経済学の有り様や不均衡動学、貨幣論など、岩井経済学ついて詳しく解説されています。
経済学(古典派経済学、新古典派経済学、マルクス経済学にケインズ経済学)から始まって、法学、哲学の話まで書かれている本なので、、岩井先生が考えている経済の世界に興味がある人におすすめの本です。
環境経済学のフロンティア
「環境経済学のフロンティア」は、環境経済学の最先端の研究を紹介した本。
産業活動と環境問題や途上国と資源管理など、環境経済学の最先端の研究について詳しく解説されています。
卒業論文はもとより、修士論文、博士論文のテーマを見つける助けとなる著書なので、環境経済学について学びたい人におすすめの本です。
新医療経済学 医療の費用と効果を考える
「新医療経済学 医療の費用と効果を考える」は、医療への限られた財源の効率的な使い方を経済学的にアプローチすることを目的とした本。
医療情報を正しく理解することやそれを患者や市民に正しく伝えることなど、医療分野の経済学的思考について詳しく解説されています。
日本の保険医療制度の改善に必要な課題を提示しているので、超高齢化や高騰する社会保障費の問題に関心のある人におすすめの本です。
サクッとわかるビジネス教養 行動経済学
「サクッとわかるビジネス教養 行動経済学」は、ビジネスや生活などあらゆる場面で行動経済学が役立つことについて書かれている本。
私たちの日々の生活は意思決定の連続です。でももし、その意思決定するときの「癖」がわかったなら…?それが行動経済学です。消費者が商品を買いたくなる心理やあらゆる行動心理について詳しく解説されています。
行動経済学についてイラストなどを使ってわかりやすく書かれているので、行動経済学を仕事で生かしたい。自分の行動を変えたい人におすすめの本です。
計量経済学の第一歩 実証分析のススメ
「計量経済学の第一歩 実証分析のススメ」は、仮説に対しの、統計的な分析の方法が学べる本。
計量経済学の回帰分析や操作変数法、パネル・データ分析などの応用手法など、計量経済学で使う分析方法について詳しく解説されています。
分析やデータの処理の方法についてわかりやすく書かれているので、経済学を学んでいる大学生のような人におすすめの本です。
現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる
「現金給付の経済学反緊縮で日本はよみがえる」は、日本経済の行き詰まりが指摘される今、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が、主流派経済学とMMTの両面から書かれている本。
国民へお金を渡すことが消費換気を促すというきわめて単純明快な主張など、ベーシックインカムによる現金一括給付について詳しく解説されています。
年金制度や生活保護制度と、ベーシックインカムなどの現金給付制度を比較して解説しているので、ベーシックインカムと現行制度のメリット・デメリットを整理したい人におすすめの本です。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編
「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門マクロ編」は、スタンフォード大学とミネソタ大学で「学生が選ぶ講義が上手な教師」の1位を獲得した経済学者が優しく経済学を解説してくれる本。
国際収支とインフレや、経済成長と失業率など、一国の経済や世界経済を分析するマクロ経済学について詳しく解説されています。
池上彰が監訳し、難解な経済学を非常にわかりやすく説明してくれているので、経済オンチだけどこれから経済学を学びたい人におすすめの本です。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編
「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門ミクロ編」は、難しいと言われる経済を一つひとつ噛み砕いて丁寧に説明している本。
経済の基礎や、頭に入れておきたい知識など、社会人なら知っておきたいお金に関する事柄について詳しく解説されています。
アメリカの有名大学で教えているテイラー先生がポイントを押さえた上で書いているので、経済学を簡潔に楽しく学びたい人におすすめの本です。
お金の流れでわかる世界の歴史富、経済、権力……はこう動いた
「お金の流れでわかる世界の歴史富、経済、権力……はこう動いた」は、お金の動きで歴史の本質がわかる本。
ナポレオンの金融破綻や、ユダヤ人と金融の関わり、アヘン戦争の始まりなど、歴史の出来事とお金の関わりについて詳しく解説されています。
元国税調査官の著者が鋭い視点でお金からみた世界史を紹介しているので、歴史を通じて今現在の金融経済を学びたい人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「経済学のおすすめ本」について解説しました。
経済学について学んで、お金の流れについてのアンテナを正確にキャッチできるようになりましょう。
では、また。