摂食障害は、過度に食べすぎてしまう過食症と、逆に食べられなくなる拒食症の大きく2つに分けられます。いずれも正常な食物摂取に支障をきたす障害で、当事者の方は大きな不安や悩みを抱えていると思います。
この記事では、摂食障害についての知識を深めて症状の改善に役立てたい人向けに、「摂食障害(過食症・拒食症)のおすすめ入門本」を紹介します。
摂食障害の本を探している人はぜひ参考にしてください。
摂食障害のおすすめ入門本ランキング21選!
摂食障害のおすすめ入門本を21冊ご紹介します。
摂食障害から回復するための8つの秘訣ワークブック
「摂食障害から回復するための8つの秘訣ワークブック」は、治すための指針が書かれている本。
8つに分けてどのような課題をこなすべきかが詳しく解説されています。
今更どうして病気になったか悩んでもしょうがない、解決するにはどうか前向きな方向で詳しく説明されているので、本当にこの病気からの回復を望んでいるというような人におすすめの本です。
摂食障害の不安に向き合う 対人関係療法によるアプローチ創元こころ文庫
「摂食障害の不安に向き合う:対人関係療法によるアプローチ創元こころ文庫」は、実際の治療法を描いた本。
実際の治療法について詳しく解説されています。
不安こそが原因・安心を提供していくことが回復につながるといった考え方から書かれているので、不安で摂食障害ときちんと向き合えずにいるといったような人におすすめの本です。
摂食障害治療ガイドライン
「摂食障害治療ガイドライン」は、摂食障害の治療をするにあたっての基本のマニュアルが書かれている本。
摂食障害の患者の診断方法や治療の流れについて詳しく解説されています。
摂食障害の患者の治療のやり方についての知識が得られるので、治療を行っている医者や医療従事者のような人におすすめの本です。
家族ができる摂食障害の回復支援
「家族ができる摂食障害の回復支援」は、摂食障害の家族会ポコ・ア・ポコによる「家族による家族のための回復支援ブック」で、子供の摂食障害に向き合う家族に向けて書かれている本。
わが子の症状のターニングポイントを理解し、回復と成長を支援するための知恵や工夫について、詳しく解説されています。
家族会20年の歴史を通して、家族が実体験から学んだ知恵や工夫が満載なので、わが子の摂食障害に悩んでいる人や、家族会に興味はあっても参加できないような人におすすめの本です。
摂食障害 見る読むクリニックDVDとテキストで学ぶ
「摂食障害:見る読むクリニックDVDとテキストで学ぶ」は、実際に見て学ぶ摂食障害の本。
治療の様子について詳しく解説されています。
まさに自身が診察を受けているかのようなシュミレーション体験ができるので、病院の扉を開けることさえ怖いといったような人におすすめの本です。
拒食症・過食症の夜明け 摂食障害完全脱出プログラム
「拒食症・過食症の夜明け:摂食障害完全脱出プログラム」は、完全にこの病気とお別れするための本。
どうすれば回復できるのかについて詳しく解説されています。
35年この病気と付き合ってきたカウンセラーが7つと具体的な指針を示しているので、現在苦しめられていて悩んでいるような人におすすめの本です。
こころの科学2020年1月号通巻209号摂食障害の生きづらさ
「こころの化学2020年1月号通巻209号摂食障害の生きづらさ」は、その分野の様々な専門家が描いた本。
どのような病気か・治療法の移り変わりなど、詳しく解説されています。
さまざまな分野から摂食障害がひも解かれているので、本人はもちろん周りにそういった人物がいてどう対応しようか困っているというような人におすすめの本です。
私はこうして摂食障害(拒食・過食)から回復した
「私はこうして摂食障害から回復した」は、この病気を発症した一人の人物にスポットをあてている本。
エドという人格を通じてどのような病気なのか、回復へと向かうアプローチについて詳しく解説されています。
ユーモアや希望も交えて描かれている本なので、医学的専門書は苦手な人におすすめの本です。
摂食障害から回復するための8つの秘訣
「摂食障害から回復するための8つの秘訣」は、摂食障害から回復する方法について書かれている本。
摂食障害の患者の症状や体験など、回復していく方法について詳しく解説されています。
実際に症状を克服した体験を知ることができるので、接触障害で悩んでいるような人におすすめの本です。
摂食障害の謎を解き明かす素敵な物語乱れた食行動を克服するために
「摂食障害の謎を解き明かす素敵な物語乱れた食行動を克服するために」は、女性のための摂食障害の本。
物語の力を借りて、摂食障害について詳しく解説されています。
自分自身と重ね合わせることができるので、想像力豊かな女性はもちろん自分自身を新たな視点から見つめ直したいと考えているような人におすすめの本です。
私は15年間摂食障害でした。
「私は15年間摂食障害でした。」は、実際に摂食障害を発症していた著者が自分自身について書いている本。
地味だけれど確実な3ステップについて詳しく解説されています。
この世の終わりのような日々を過ごしていたようなものだって救われる、それがはっきりと示されているので、悩んで絶望しているような人におすすめの本です。
摂食障害の子どもたち 家庭や学校で早期発見・対応するための工夫
「摂食障害の子どもたち 家庭や学校で早期発見・対応するための工夫」は、摂食障害の子どもたち、そしてその家族への支援について書かれている本。
摂食障害の子どもたちに関する基本的知識、チームとしての支援方法、家族や学校ができる支援、摂食障害の子どもたちと生活をともにする家族に対する支援について詳しく解説されています。
摂食障害は毎日の生活の中で多くの支援の工夫が必要となるので、子どもたちの生活の場である、家庭や学校などで摂食障害の子どもたちと関わりがあるような人におすすめの本です。
なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学
「なぜふつうに食べられないのか:拒食と過食の文化人類学」は、単に個人の悩みではなく現代の思考へと広げてこの病気を捉えた本。
ふつうに食べることができないその理由について、詳しく解説されています。
111時間ものインタビューによって導き出された結論なので、食の本質とはなど病気を通じて様々な思考の迷路に迷い込んでいるような人におすすめの本です。
クリニックで診る摂食障害
「クリニックで診る摂食障害」は、医師の立場から描かれた本。
豊富な臨床経験を元に摂食障害について詳しく解説されています。
専門知識と長年患者を診てきたからこそのコツやポイントが細かく織り込まれているので、病院に苦手意識を持っているような人におすすめの本です。
摂食障害のすべて
「摂食障害のすべて」は、その実態について書かれている本。
社会文化的要因とは何か、その歴史や発症したがゆえに起こるその他の問題まで包括的に詳しく解説されています。
食べられないことだけが問題ではないと解かれているので、他にも何らかの問題を併発しているような人におすすめの本です。
摂食障害克服者としてカウンセラーとして
「摂食障害克服者としてカウンセラーとして」は、摂食障害の克服者でありカウンセラーでもある著者が実話とアドバイスを記した本。
実体験や会話のコツなどのアドバイスについて詳しく解説されています。
摂食障害を克服し、専門カウンセラーとして活躍する著者の本なので、今摂食障害に苦しむ当事者な人におすすめの本です。
摂食障害 身体にすり替えられたこころの痛み
「摂食障害 身体にすり替えられたこころの痛み」は、摂食障害から完全に回復するための具体的な道筋を紹介している本。
食べ物や体型、自分自身に対する新たな視点がもたらされ、完全な回復へとつながるような行動•対処方法を身につける8つの秘訣、それぞれの課題について詳しく解説されています。
個人的な体験談や、本人だけでなく家族や治療者にとっても有用な情報が数多く紹介され、本人の支援にも役立つので、摂食障害から完全に回復するための具体的な道筋を知りたいような人におすすめの本です。
摂食障害の語り 回復の臨床社会学
「摂食障害の語り 回復の臨床社会学」は、人々が摂食障害からどのように回復しているのかを紹介している本。
18人の摂食障害患者の回復過程について詳しく解説されています。
個人、家族、社会に摂食障害の原因を探る内容ではないので、本格的なナラティブ臨床研究を求めるような人におすすめの本です。
焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識
「焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識」は、対人関係療法の第一人者と称される水島広子先生による本。
女性ならではのデリカシーさを重んじ、様々な症状が予測される患者との柔軟な対応法について詳しく解説されています。
摂食障害は10代、20代、30代の女性に圧倒的に多く見られる症状なので、女性患者本人、家族、またその関係者であるような人におすすめの本です。
拒食症・過食症を対人関係療法で治す
「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」は、患者だけでなく家族にも支持されている本。
過食症や、拒食症を発症したことにおける人間関係など、対人関係療法について詳しく解説されています。
この本は、拒食症や過食症だけでなく、人間関係について記されているので、家族、友人に拒食症や過食症で辛い思いを抱えているような人におすすめの本です。
最新版拒食症・過食症の治し方がわかる本
「最新版拒食症・過食症の治し方がわかる本」は、病気の原因、治療法、家族の接し方について書かれてる本。
摂食障害(拒食症・過食症)など、医師や看護師が長年治療に携わってきたノウハウについて詳しく解説されています。
摂食障害(拒食症・過食症)治し方について書かれてるので、精神科医や精神医療に関わってる人におすすめの本です。
過食症のおすすめ入門本4選!
過食症のおすすめ入門本を4冊ご紹介します。
過食症かな?とちょっと思ったら最初に読む本
「過食症かな?とちょっと思ったら最初に読む本」は、過食症のアドバイザーがまとめた本。
過食症を改善する方法や、食欲を抑える裏技など、過食症について詳しく解説されています。
過食症改善のコツを教えてくれる本なので、過食症じゃないかと不安な人におすすめの本です。
過食症サバイバルキット ひと口ずつ、少しずつよくなろう
「過食症サバイバルキット ひと口ずつ、少しずつよくなろう」は、摂食障害をサポートするためのガイド本。
摂食障害の治療についてや、認知行動療法によるアプローチについてなど、摂食障害について詳しく解説されています。
摂食障害患者が治療のエッセンスを理解し,回復へと向かうのをサポートするための本なので、摂食障害の解決の糸口を模索中な人におすすめの本です。
過食症 食べても食べても食べたくて
「過食症 食べても食べても食べたくて」は、。食べだすと止まらず、それを帳消しにするための嘔吐や運動を繰り返す過食症について書かれてる本。
。過食症についてのQ&Aや、著者自身の物語、家族への助言など、患者と家族について詳しく解説されています。
回復のためのツールや2週間プログラムなど書かれてるので、過食症患者や、その家族の人におすすめの本です。
過食症の症状コントロールワークブック
「過食症の症状コントロールワークブック」は、過食症に悩む患者と治療者が共有する本。
患者自身による日々の症状モニタリング(記録)の中から、患者と治療者が一緒に治療に使える鍵を見つける方法について詳しく解説されています。
患者の取り組みを治療者が援助する「ガイデッドセルフヘルプ」の理論に基づいているので、患者自身の正確な報告が必要と考えるような人におすすめの本です。
拒食症のおすすめ入門本2選!
拒食症のおすすめ入門本を2冊ご紹介します。
家族の力で拒食を乗り越える 神経性やせ症の家族療法ガイド
「家族の力で拒食を乗り越える 神経性やせ症の家族療法ガイド」は、拒食症を抱えた子どもの家族のために書かれた本。
回復のために必要な食べ物の種類や量のアドバイス、治療を進める上で直面する困難に立ち向かうための方策などについて、詳しく解説されています。
子どもの回復のために必要な知識と力を身につけることができるので、拒食症の子どもの対応に不安な人におすすめの本です。
拒食症身体治療マニュアル 精神科医もできる!
「拒食症身体治療マニュアル 精神科医もできる!」は、拒食症の治療について身体の治療面から解説した本。
入院治療を行う際に注目すべき身体所見m実施すべき検査、投与すべき薬品、栄養療法の進め方について詳しく解説されています。
精神科単科病院での拒食症の治療についてのマニュアルとして書かれているので、精神科医として拒食症の治療に取り組んでいきたい意欲的な人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「摂食障害(過食症・拒食症)のおすすめ入門本」について解説しました。
摂食障害のメカニズムを知って、少しでも不安や症状が改善されたら幸いです。
では、また。