高齢者や障がい児の方向けの心理療法として音楽療法があります。
この記事では、音楽療法の考え方や実践方法を知りたい人向けに、「音楽療法のおすすめ本」を紹介します。
音楽療法の本を探している人はぜひ参考にしてください。
音楽療法のおすすめ本ランキング12選!
音楽療法のおすすめ本を12冊ご紹介します。
もう一人の自分と出会う音楽療法の本
「もう一人の自分と出会う音楽療法の本」は、ドイツで広く実践されている心理療法のひとつである音楽療法を紹介した本。
実際に音楽療法を受けた人々の実例や、本人たちが思ってもみなかった本当の原因の発現など、音楽療法が個々のケースでどのような効果をもたらしかについて詳しく解説されています。
筆者は音楽療法を実際に体験した日本における音楽療法の第一人者なので、これから音楽療法について学ぼうと思っているような人におすすめの本です。
感覚統合を活かして子どもを伸ばす!音楽療法
「感覚統合を活かして子どもを伸ばす!音楽療法」は、苦手さのある子の発達を支援する、楽しい音楽活動を紹介している本。
豊富な活動事例や、アセスメントチェックリストなど、子どもの発達を促す「感覚統合療法」「音楽療法」の考え方について詳しく解説されています。
音楽療法と感覚統合療法の接点を通じた取り組みが紹介されているので、感覚をうまく扱えない子どもたちを支援する人におすすめの本です。
高齢者の音楽療法
「高齢者の音楽療法」は、高齢者の方への音楽療法の歴史から音楽を使った脳トレーニングまで網羅した音楽療法の解説本。
音楽療法の定義から実例の紹介まで音楽療法について詳しく解説されています。
音楽療法の歴史から認知症予防への検証など幅広く網羅されているので、音楽療法を一から学びたい人におすすめの本です。
音楽療法はどれだけ有効か 科学的根拠を検証する
「音楽療法はどれだけ有効か 科学的根拠を検証する」は、音楽教諭を経て医学博士となった著者が、音楽療法の有効性を科学的に紹介している本。
有効性の検証が進んでいる事例、 まだ研究途上にある事例を峻別しながら、音楽療法の認知症やパーキンソン病、失語症などへの対応状況について詳しく解説されています。
医療現場で広く受け入れられる音楽療法のあり方についても解説されているので、臨床における音楽療法に興味を持っている人におすすめの本です。
芸術家のための分析的音楽療法
「芸術家のための分析的音楽療法」は、音楽家や芸術家を対象に音楽療法の臨床実践を重ねてきた著者が、クリエイティブな活動をする人々の直面する心身の健康の諸問題について論じた本。
分析的音楽療法についての入門的な説明や、著者の行った事例など、芸術家を対象とした分析的音楽療法のセッションについて詳しく解説されています。
音楽家や芸術家を対象にした音楽療法のセッションが解説されているので、職業芸術家、芸術関連の教師や学生、楽しみとしての芸術の実践者など、創作活動を行うような人におすすめの本です。
音楽療法の基礎
「音楽療法の基礎」は、音楽療法とは何かを知る本。
音楽療法の歴史や、日本における発展、音楽療法士をめざす人へ知っておくべき事柄について詳しく解説されています。
音楽療法の基礎や実践などが書かれていますので、これから勉強したい人や音楽の知識を補足したい人におすすめの本です。
日本人のための音楽療法
「日本人のための音楽療法」は、精神科医で、日本音楽や民俗音楽に造詣の深い著者が、 フィールドワークや自身の病院での実践により確立した音楽療法のエッセンスに触れている本。
もののね、つくり歌、歌舞い、流しなど、心身の不調に本当に効果を発揮する「日本古来の音楽モデル」について詳しく解説されています。
日本人の感性に合う音楽療法が紹介されているので、患者さんの本音を引き出し、喜んでもらえる音楽療法を知りたい人におすすめの本です。
高齢者の音楽療法楽器演奏のすすめ 心をつなぐ合奏曲38
「高齢者の音楽療法楽器演奏のすすめ 心をつなぐ合奏曲38」は、高齢者の楽器演奏を中心とした音楽療法の入門本。
高齢の方でも楽しめる音楽演奏と音楽療法について最新情報をもとに詳しく解説されています。
既成曲やオリジナル曲の具体的な合奏方法も収録されているので、介護の現場で音楽を取り入れたいと考えている事業者の人におすすめの本です。
医学的音楽療法 基礎と臨床
「医学的音楽療法 基礎と臨床」は、エビデンスを重視した医学的音楽療法のスタンダードを提示した本。
音や音楽の作用機序を解説した総論や、対象となる疾患別の治療法など、臨床場面における医学的音楽療法の適応と方法について詳しく解説されています。
日本における音楽療法の位置、 またエビデンスの有無が具体的に症状ごとにまとめられているので、臨床家としてこれから音楽療法を学ぼうとしているような人におすすめの本です。
音楽療法概論2021
「音楽療法概論2021」は、尚美学園大学の音楽療法概論科目用のテキストですの音楽療法概論科目が書いている本。
音楽で心のケアやリラクゼーション等、音楽療法について詳しく解説されています。
尚美学園大学の音楽療法概論科目用で使われているテキストなので、音楽療法に興味がある人におすすめの本です。
音楽療法の実際 音の使い方をめぐって
「音楽療法の実際 音の使い方をめぐって」は、4人の著者のそれぞれが関わる分野の音楽療法技法を、診断表や実際使われた楽譜、イラストつきで書かれている本。
音楽療法における音の使い方など、音楽療法の実際について詳しく解説されています。
内容は具体的で分かり易く書かれており、4人の著者が関わる分野の音楽療法技法が解説されてるので、これから現場で実践を始める方、アシスタント的な役割を務めようとしている人におすすめの本です。
音楽療法士になろう!
「音楽療法士になろう!」は、二人の音楽療法士が、音楽療法に関する疑問に明快に答える本。
「心身のハンディを軽減させる音楽療法とは何なのか」、「音楽療法士になるにはどういったことが必要なのか」など、音楽療法の実際について詳しく解説されています。
受験対策にも触れられており、入門書としてコンパクトにまとめられているので、音楽療法士に興味を持っている人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「音楽療法のおすすめ本」について解説しました。
音楽療法は耳から脳へ直接作用する心理療法です。「どんなことをするんだろう?」と気になった人は、試しに一冊だけでも音楽療法の本を読んでみてください。
では、また。