EQは仕事やプライベートなど、人生のあらゆる場面で役に立つソフトスキルとして知られています。
特に最近では多くのビジネスメディアでEQの重要性が啓蒙されていることもあり、社会的にEQの認知度と重要性が高まっていますよね。
あなたも、「周りと差をつけるため」、「幸せな人生を歩むため」など、何かしらの理由で自分のEQや共感力を高めるトレーニングをしたいと考えているのではないでしょうか?
そこで当記事では、
- EQとは何か
- EQが低いデメリット
- EQが高いメリット
- EQの勉強におすすめの本
- EQを高めたい人におすすめの本
について解説します。
EQとは何か?
EQの意味・定義
最初に、EQの意味や定義について説明します。
EQとは簡単に言えば「心の知能指数」です。知能指数と言えば一般的にIQが有名ですが、EQはIQの心・感情バージョンと考えればOKです。
具体的には、EQは下記の4項目によって構成されています。
- 感情の識別:自分や相手、周囲の感情を識別する(読み取る)能力
- 感情の利用:目的達成の為に自分の感情を利用し、周囲の共感を得る
- 感情の理解:感情を利用した結果の因果関係を理解する
- 感情の調整:己の感情を調整(コントロール)し、行動・発言をする
上記を整理すると、つまりEQとは「自分と他人の感情」を「認知・制御する能力」と定義できます。
本では上記の定義よりさらに詳しく解説していますが、もう少しだけ詳しく知りたい人は、下記の記事が参考になります。
EQが低いデメリット
感情・心の知能指数が低い人というのは、いわゆるデリカシーのない人や、感情コントロールができない人のことを指します。
上記の人が実社会で不利益を被っているのは自明ですが、もう少し詳しくデメリットを言語して、以下の5項目にまとめました。
- 感情的で、怒りっぽい
- 共感力が低く、人の話を聞かない
- 協調性がなく、自己中心的
- 柔軟性に乏しく、寛容さがない
- 責任感に欠け、愚痴が多い
すべてに当てはまらなくても、どれか1つでも当てはまる項目があれば、EQを高める意義があるでしょう。
各項目の詳細について下記の記事で解説しています。
EQを高めるメリット
EQが低いとさまざまなデメリットがあることがわかりましたね。
それでは逆に、EQが高いとどのようなメリットを得られるのでしょうか。
EQを高めることで得られるメリットについて5つの項目でまとめました。
- 共感力がある
- 柔軟で落ち着いた対応
- 聞き上手で話しやすい
- 自分のことを深く知っている
- 自他の境界線がはっきりしている
「こんな恋人、上司と一緒にいたい…」と思う特徴ばかりですね。
このように、EQはIQとは違った意味で、人間としての器量や価値を高めることができます。このことにみんな気づき始めたので、慌てて本やらワークやらでEQを高めようとしているわけですね。
EQを高めるのにおすすめの本はこのあと紹介していきますが、EQを高めるワークや習慣について知りたい人は、下記の記事が詳しく解説しているのでおすすめです。
EQを高めるのにおすすめの本9選
さて、いよいよEQを高めるのにおすすめの本を9冊紹介します。
EQの概念や習得することのメリット、さらにはEQを高めて実生活で役立てたい人におすすめの本を紹介します。
EQ2.0
「EQ2.0」はEQ関連の本の中では1番新しく、EQを高める66個のテクニックが綺麗にまとめられている本。
当ブログで紹介しているEQ本の中で圧倒的に売れており、Amazonレビューも星4以上の高評価となっています。
僕がEQ関連の本をどれか1冊だけおすすめできるとしたら、この本をおすすめします。2021年現在のEQに関する本の中では、1番有用ではないかと思います。
EQ こころの知能指数
EQ(心の知能指数)の発起人「ダニエル・ゴールマン」によって書かれた本です。
EQの概念的な話から、教育、医療、ビジネスなど、さまざまな分野でEQがどのように作用するかが詳細に解説されています。
EQについて網羅的に深く学びたい人におすすめの本です。
EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方
新時代のリーダーシップにEQは欠かせません。チームメンバーやクライアントの心を動かし、プロジェクト成功へと導くには、EQが持つ「人の心を感じ取る力」が必要だからです。
この本はEQの発起人「ダニエル・ゴールマン」によって書かれた2冊目の本で、リーダーシップとEQについて1番詳しく・わかりやすく書かれているのでおすすめです。
子どもの未来が輝く「EQ力」
教育的目線でEQを読み解いた本です。
EQを身につけることで子供の未来がいかに明るいものになるかについて書かれており、EQが人の幸せにどのように作用するかを理解できます。
人の気持ちがわかる人、わからない人
EQの大きな要素の1つに「共感力」あります。
この本では「共感力がある人とない人の違い」について書かれており、共感力があるメリット、共感力がないデメリットについて理解を深めることができます。
お金のIQ お金のEQ
IQやEQが高い人は年収も高くなると言われますが、この本に書かれているのはそういうことではなく、「EQを高めることで、お金の価値を再認識できる」ということです。
お金に縛られずに活きるには、お金をたくさん稼ぐ以外にも方法があることをこの本では学ぶことができます。
EQ こころの鍛え方 行動を変え、成果を生み出す66の法則
高いEQを持つ人は、みんな強いメンタルを持っています。強いと言っても、「硬い・鉄壁」というような強さではなく、「柔軟・しなやか」といった強さです。
この本では、柔軟でしなやかな強さを持つ心に鍛え方について学ぶことができるのでおすすめです。
EQ こころの距離の近づけ方
EQの共感力とは、言ってしまえば「心の距離を近づける力」です。誰でも自分に共感してくれる人とは近い近い距離感を感じますよね。
この本では、目に見えなくてなかなか距離感を掴みづらい他人の心への近づき方を学ぶことができます。
EQ「感じる力」の磨き方―自分を変え、人生の質を高める
EQが高い人は、場の空気を読むのが上手です。話の文脈や声のトーン、表情などから、目には見えない人の感情を感じ取ることができます。
この本では、EQが高い人特有の「感じる力」を磨き、人生の質を高めるまでの道筋を理解することができます。
まとめ
今回は「EQの勉強におすすめの本」「EQを高めたい人におすすめの本」について解説しました。
EQは実生活で使ってこその能力です。本を読んだら、ぜひ日常の中で活用してくださいね。
少しずつ普段の人間関係が変わっていくのがわかるでしょう。
では、また。