箱庭療法は「砂の入った箱」と「たくさんの玩具」を使って、自由な発想で表現したり遊んだりする活動を通して行う心理療法です。
この記事では、箱庭療法について詳しく知りたい人向けに、「箱庭療法のおすすめ本」を紹介します。
箱庭療法の本を探している人はぜひ参考にしてください。
箱庭療法のおすすめ本ランキング10選!
箱庭療法のおすすめ本を10冊ご紹介します。
箱庭療法 基礎的研究と実践創元アーカイブス
「箱庭療法 基礎的研究と実践創元アーカイブス」は、長きにわたり箱庭療法にたずさわってきた著者が、箱庭療法の成立や発展といった概説から、自身の基礎的研究、臨床体験にいたるまでを詳細にまとめている本。
健康な学生の「自己表現」の手段としての箱庭の応用などの研究成果も収め、箱庭写真や図解、表を豊富に掲載してるなど、箱庭療法について詳しく解説されています。
箱庭療法の成立や発展といった概説から、自身の基礎的研究、臨床体験にいたるまでを詳細にまとめているので、箱庭療法に興味がある人におすすめの本です。
箱庭療法 イギリス・ユング派の事例と解釈
「箱庭療法 イギリス・ユング派の事例と解釈」は、イギリスにおけるユング派の箱庭療法の効果について書かれた本。
イギリスで行われた箱庭療法の4つの事例を紹介して、その効果について詳しく解説されています。
箱庭を用いた20年の治療の経験で年齢や背景を問わず箱庭療法が効果的なことを解説しているので、ユング派の箱庭療法の治療過程を研究してみたい人におすすめの本です。
箱庭療法入門
「箱庭療法入門」は、箱庭療法の技法、理論的背景、箱庭表現の諸相を豊富な図版を挿入し、事例を多数取り上げ懇切に説いた本。
技法とその発展過程や、理論的背景など、子どものための心理療法として考案されながら成人にも効果のある治療法として発展してきた箱庭療法ついて詳しく解説されています。
とても読みやすく解説もわかりやすいので、これから箱庭療法を学ぼうとしているような人におすすめの本です。
現代箱庭療法
「現代箱庭療法」は、カルフ箱庭療法に日本の神話体系を組み入れ、日本人のための新しい箱庭療法理論を提示した本。
箱庭を介したクライエントとセラピストという二つの個性の対話の流れや、52点のカラー写真を使った事例の解説など、ユング心理学の新しい流れをくむ箱庭療法について詳しく解説されています。
箱庭療法の理論と実践を深く掘り下げた内容なので、セラピストあるいはクライエントとしてこれから箱庭療法を学ぼうとしているような人におすすめの本です。
新・新装版トポスの知 箱庭療法の世界
「新・新装版トポスの知 箱庭療法の世界」は、病んだこころが癒されていく中でこころの変わり様が分かる本。
子どもだけでなく、思春期や青年期、中年期などの、心理的な問題の解決のこころの変容の過程について詳しく解説されています。
実証例を通して病んだ心が癒されていく過程が示されているので、自分で自分の深層心理を変容したいと望む人におすすめの本です。
学校も勧める箱庭療法とは何か?その効果や注意点
「学校も勧める箱庭療法とは何か?その効果や注意点」は、初めての箱庭療法を知るきっかけについて書かれている本。
小児科や心療内科に相談する機会に繋がる事など、箱庭療法について詳しく解説されています。
主に学校における子供に対する箱庭療法について書かれているので、小児科に勤務してる人におすすめの本です。
河合隼雄と箱庭療法
「河合隼雄と箱庭療法」は、箱庭療法についての対談が掲載されている本。
茂木健一郎、松岡和子とのシンポジウムについて詳しく解説されています。
河合隼雄の1周忌記念シンポジウムの内容が掲載されているので、箱庭療法と河合隼雄について知りたいと思っている人におすすめの本です。
新瞑想箱庭療法 身体感覚から考える新たな療法の可能性
「新瞑想箱庭療法 身体感覚から考える新たな療法の可能性」は、住職、臨床心理士、医学博士である著者が、「箱庭療法」に瞑想を取り入れる新たな療法を提案している本。
理論と技法や、森田療法との併用例など、新瞑想箱庭療法について詳しく解説されています。
「治療者が治そうとしない」形での、新たな心理療法モデルを提唱しているので、課題の山積する臨床現場に携わる人におすすめの本です。
お母さんと僕のまほうの砂箱 発達障害と母子同時箱庭療法
「お母さんと僕のまほうの砂箱 発達障害と母子同時箱庭療法」は、発達障害の子どもがその母親と共に取り組む「母子同時箱庭療法」をやさしく紹介した本。
子どもと母親の気持ちの変化や、回復にむけた様々な場面など、「母子同時箱庭療法」の具体的な療法過程について詳しく解説されています。
絵本形式でわかりやすく紹介されているので、発達障害特性のあるお子様をお持ちの人におすすめの本です。
箱庭療法こころが見えてくる方法 不登校・情緒不安定・人間関係の悩み
「箱庭療法こころが見えてくる方法 不登校・情緒不安定・人間関係の悩み」は、箱庭療法の数多くの実証例を紹介した本。
なぜ箱庭をつくることでこころの深層が動きだすのかや、こころの変わりゆく様子など、箱庭療法とこころの関係について詳しく解説されています。
箱庭療法に対する基本の姿勢、その限界と奥深さを教えてくれる内容なので、箱庭を作る側として箱庭療法を学ぼうとしているような人におすすめの本です。
まとめ
今回は、「箱庭療法のおすすめ本」について解説しました。
あなたの大切な人の心が休まるように、効果的な箱庭療法を行う一助にあれば幸いです。
では、また。