スプレッドシートで年月日の日付データから年・月・日のいずれかだけを取り出したい場合には、YEAR・MONTH・DAY関数を使いましょう。
YEAR・MONTH・DAY関数を使うことで、シンプルに欲しい数字だけを数値データとして取り出すことができます。
当記事では、
- YEAR・MONTH・DAY関数とは何か
- YEAR・MONTH・DAY関数の使い方
- その他に便利な日付関数4選
について解説します。
YEAR・MONTH・DAY関数とは?
YEAR・MONTH・DAY関数は「日付データから年だけ・月だけ・日だけを数値データとして取り出すことのできる関数」です。
一部のデータだけを取り出す関数としてはLEFT・RIGHT・MID関数やSPLIT関数などもありますが、数値・日付データはデータ形式の把握が難しいため、エラーが発生しやすくなります。
YEAR・MONTH・DAY関数なら、自動でシリアル値に変換した上で計算してくれるので簡単です。
YEAR・MONTH・DAY関数の使い方
YEAR・MONTH・DAYそれぞれの関数の使い方を解説します。
YEAR関数
年(西暦)だけの数値データが返されます。
MONTH関数
月だけの数値データが返されます。
DAY関数
日にちだけの数値データが返されます。
その他に便利な日付関数4選
YEAR・MONTH・DAY関数以外にも、日付に関する便利な関数として以下の関数があります。
- TODAY関数
- DATE関数
- EDATE関数
- EMONTH関数
それぞれの関数の使い方と構文について解説します。
TODAY関数(今日の日付を返す関数)
TODAY関数はシンプルに「今日の日付を返してくれる関数」で、以下のような構文で動作します。
毎日変わる日付を自動で更新したい場合におすすめです。以下のように記述することで、前日や翌日の日付を表示させることもできます。
前日
翌日
DATE関数(数値→日付データ)
DATE関数は「年・月・日の数値データを日付データに変換する関数」で、以下のような構文で動作します。
EDATE関数(nヶ月前・後の日付)
EDATE関数は「nヶ月前・後の日付を返す関数」で、以下のような構文で動作します。
※◯ヶ月前は負(マイナス)、◯ヶ月後は正(プラス)の数値を記入します。
EMONTH関数(nヶ月前・後の月末の日付)
EMONTH関数は「nヶ月前・後の月末の日付を返す関数」で、以下のような構文で動作します。
※◯ヶ月前は負(マイナス)、◯ヶ月後は正(プラス)の数値を記入します。
また、以下のように記述することで月初の日付を取得することもできます。
※月末の日付に1を足すので、翌月の月初日が返されます。数値の部分を変えることで今月や前月の月初日にすることも可能です。
まとめ
今回は「YEAR・MONTH・DAY関数とは何か」「YEAR・MONTH・DAY関数の使い方」「便利な日付関数DATE・EDATE・EMONTH関数」について解説しました。
日付関数は工数削減に非常に便利な関数です。月をまたいでも動作し続けるシート、見た目の良いシートを作るなら、ぜひ活用してみてください。
では、また。