人の話を聞いて癒やすプロの技術、それが「カウンセリング技術」です。
カウンセリング技術はもちろん実務経験を積んで磨くのが1番ですが、仕事にするまでいかずとも、知りたいの話を聞くときに役立てたりと、知識だけでも身につけておきたいですよね。
カウンセリングを独学で勉強するなら、やはり本がおすすめです。
当記事では、
について解説します。
カウンセリングの勉強におすすめの入門本ランキング7選
カウンセリングの勉強におすすめの入門本を7冊紹介します。
カウンセリング心理学入門
カウンセリングに必要な心理学の基礎を学ぶことのできる本です。
本書では専門カウンセラーだけでなく、企業の管理職や看護師、親や先生など、日常的にカウンセリング技能が必要とされる場面の多い人を対象に書かれています。
まさにカウンセラーではないけれども、カウンセリングの勉強をしたい人の1冊目としておすすめの本です。
プロが教える共感的カウンセリングの面接術
こちらはプロカウンセラー向けの「カウンセリングの技術書」です。
カウンセリングをする際、相手に共感の姿勢を見せるのは基本ですが、本書ではその共感の姿勢を要素分解し、技術として解説しています。
共感を主軸においたプロのカウンセリング技術を学びたい人におすすめの本です。
新しいカウンセリングの技法
カウンセリング時に抑えるべき技法をプロセスごとに解説した本です。
臨機応変な対応が求められるカウンセリングですが、実はカウンセリングの進め方には決められたある程度のお作法が決まっています。
本書では、カウンセリングを受ける人の心を最大まで癒やすために必要なカウンセリングの具体的な進め方のプロセスを解説します。
マイクロカウンセリング技法 事例場面から学ぶ
カウンセリングの技法について、事例ごとに適切な対処法を解説している本です。
不変的なカウンセリング技法を解説している本はこれまでにもたくさんありましたが、具体的な事例から学ぶ機会はそれほど多くありませんでした。
本書では具体的な事例から、適切なカウンセリングとは何かを学べるので、経営学のケーススタディのように、より具体的な対応をイメージしながら、カウンセリングの技法を学ぶことができます。
より実践的なカウンセリングの技法を学びたい人におすすめの本です。
河合隼雄のカウンセリング入門
カウンセリング初心者から経験者、果てはカウンセリングの指導者まで、幅広い人たちに役立つカウンセリングの入門書です。
著者の河合隼雄さんは日本ではユング心理学(分析心理学)の権威として知られており、亡くなるまで数多くの心理学本を出版しています。
本書は河合隼雄さんの集大成とも言える本で、これまで経験されてきた数々の経験を活かし、初心者から指導者まで幅広い人が参考になるカウンセリングの技法をまとめています。
本当の意味でのカウンセリングとは何なのかを知りたい人におすすめの本です。
アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法
「アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法」は、カウンセリング技法の1つである「アサーション」「アサーティブコミュニケーション」の概要や理論についてわかりやすく解説した本。
「そもそもアサーションはなぜ必要なのか?」というところから始まるので、カウンセリング現場におけるアサーションの必要性を学術的にインプットできます。
理論的にアサーションを理解して、カウンセリングに活かしたい人におすすめの本です。
エリック・バーンの交流分析
「交流分析」とは、1950年代後半に精神科医エリック・バーンが提唱したパーソナリティ理論。
交流分析では、人を「親」「成人」「子供」の3種類に分類し、3×3=9パターンのコミュニケーションパターンに分けて考えます。例えば「親」対「子供」のコミュニケーションの場合は、Aのようにコミュニケーションを取れば良いなどですね。
現実のコミュニケーションは複雑なのですべてがこの理論に当てはまるとは限りませんが、コミュニケーションをパターン化して考えることで普段のコミュニケーションがかなり整理されてやりやすくなるでしょう。
まとめ
今回は「心理カウンセリングの勉強におすすめの入門本」について解説しました。
心理カウンセリング技法の知識はとても奥深いです。本を一度読んだだけではなかなか理解できず、しかも理解したとしても実践で使えるとは限りません。
しかしながら、長年研究されてきた心理カウンセリング技法をあなたが身につければ、目の前の人を癒やすための「人を守る武器」となります。
もしあなたが、身の回りの人の負担を少しでも減らしたいのであれば、心理カウンセリング技法の本を1冊だけで良いので、読んでみてはいかがでしょうか?
では、また。