ビジネスマンの基礎スキルとも言えるロジカルシンキング。「知ってはいるけれど、自分はできているかな…」と不安になることはありませんか?
当記事では、ロジカルシンキングを「基礎」「書き方」「伝え方」「活用」の4パートに分け、それぞれのパートでおすすめのロジカルシンキング本を紹介していきます。
自分に足りていない部分、これから伸ばしていきたい部分に合わせて、自分に合ったロジカルシンキング本を探してください。
ロジカルシンキングの基礎を学びたい人におすすめの本4選
最初に、ロジカルシンキングの基礎をわかりやすく学びたい人におすすめの本を4冊ご紹介します。
マンガでわかる!入社1年目からのロジカルシンキングの基本
入社1年目の新社会人向けに書かれた本です。ロジカルシンキングのいろはをゼロからしっかり学ぶことができます。
難しそうなロジカルシンキングですが、この本は漫画で描かれているので、ロジカルシンキング初心者でも頭に入ってきやすいと思います。
マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング
大手有名コンサルティング会社のマッキンゼーに代々伝わる仕事の流儀を、わかりやすく漫画で学ぶことのできる本です。
仕事の流儀と言っても、その根本はタイトルにある通り「ロジカルシンキング」なので、この本は実務に役立つロジカルシンキングでもあります。
世界一やさしい問題解決の授業 自分で考え、行動する力が身につく
そもそもロジカルシンキングは「問題解決」の場面で使われることの多い思考法です。この本では、世界一やさしく問題解決の方法論について解説してくれています。
ロジカルシンキングを問題解決に使えるようになるための「入門書」としておすすめの本です。
3分でわかるロジカル・シンキングの基本
ロジカルシンキングの基本が3分でわかる本です。
…というのは少し大げさですが、内容は本当にわかりやすく、短時間でロジカルシンキングの大枠を掴むことができました。
入門書としても、総まとめ用としてもおすすめの本です。
ロジカルな文章を書きたい人におすすめの本3選
ロジカルシンキングを用いて、論理的な文章を書きたい人におすすめの本を3冊紹介します。
考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則
論理的な考え方・書き方を学ぶなら外せないのがこの本「考える技術・書く技術」です。マッキンゼーで敏腕コンサルタントとして働いた後に独立したバーバラ・ミントさんというアメリカ人によって書かれました。
長年語り継がれる名著ですので、ロジカルシンキングを学ぶなら必ず一度は抑えておくべき本と言えます。
入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法
先ほど紹介した「考える技術・書く技術」を実践することにフォーカスを当てた1冊です。日本人向けに書かれています。
日本語は英語と比べて文法の自由度が高いので、わかりにくい文章になりやすいと言われています。本書では、わかりにくい文章からわかりやすい論理的な文章に生まれ変わるために実践すべきことがわかりやすくまとめられていました。
ロジカル・ライティング 論理的にわかりやすく書くスキル
とっつきにくそうな表紙の本ですがその通りで、ロジカルシンキングの基礎が身についている人が、さらに一段階レベルを上げて論理的な文章を書きたいときにおすすめの本です。
かなり洗練された内容なので初めはわかりにくいかもですが、ロジカルライティングの概念について網羅的にまとめられているので、かなりおすすめの1冊です。
ロジカルな話をしたい人におすすめの本3選
ロジカルシンキングを用いて、論理的なプレゼンテーションをしたい人におすすめの本を3冊紹介します。
1分で話せ
タイトルの通り、1分で伝えたいことを論理的にわかりやすく話す方法について書かれた本です。
いわゆる「エレベータートーク」と言われるものですが、忙しい上司や幹部に自分の意見を伝えるためには、ダラダラと話すのではなく、要点をまとめて1分以内に伝達することが大切です。
ロジカル・プレゼンテーション
こちらはロジカルシンキングでかなり有名な本で、論理的な考え方と伝え方にフォーカスを当てて書かれています。
著者の高田貴久さんは外資コンサルや総合商社などを経た「ロジカルシンキング・問題解決のプロ」なので、高田さんのエッセンスが凝縮された本書はとても参考になりました。
ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル
本書は「ロジカルシンキング本の集大成」とも言える本です。
「表紙がダサいのに売れている本=名著」という感じなので、この本は名著中の名著と言えるでしょう。
※ディスっているわけではないです。
ロジカルシンキングを活用したい人におすすめの本4選
最後に、ロジカルシンキングをビジネスの現場で活かして、1ランク上の仕事をしたい人におすすめの本を4冊紹介します。
ビジネスフレームワーク図鑑
ビジネス現場で役立つフレームワークについてまとめられた本です。
すぐに使える問題解決・アイデア発想のフレームが70個収録されています。
辞書代わりに一冊持っておいて損のない1冊です。
40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方
ロジカルシンキングをいかに仕事に活かすかについて書かれた本です。
ただロジカルであるだけでは、人は動きませんし、視野が狭すぎます。言うなれば、ロボットのような人間になってしまいます。
本書ではロジカルさだけでなく、それを活かして分析したり行動したり、人を動かしたりなど、ロジカルさを仕事に活かして成果をあげるための方法について書かれています。
ロジカルシンキングを身につけて、それを本当の意味で仕事に活かして成果を挙げたい人におすすめの本です。
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
◯◯思考の流行を生んだ1冊です。ロジカルシンキングをさらに効率的に活用するのに役立つ「仮説思考」について書かれた本です。
「仮説思考」と「ロジカルシンキング」は非常に相性の良い思考法なので、ロジカルシンキングと合わせて勉強するのにおすすめです。
論点思考 BCG流 問題設定の技術
「論点思考」は仮説思考の続編として書かれた本です。
「人と人のコミュニケーションには必ず論点が存在し、その論点をお互いに見極めながら答えにたどり着こう」という主旨で書かれています。
論点思考のできる人は「論点のズレ」を見つけるのが上手いので、「話が噛み合わなくて口論に発展…」といったお困りごとを回避することができます。
まとめ
今回はロジカルシンキングの勉強におすすめの本を「基礎編」「書き方編」「伝え方編」「活用編」という4つの切り口でご紹介しました。
ロジカルシンキングはビジネスパーソンの基礎中の基礎とも言える思考法です。
仕事だけでなくプライベートでも使えるので、この機会にぜひ身につけてください。
では、また。